5月31日、メタバースプラットフォーム「cluster」を運営するクラスター株式会社は、株式会社電通、株式会社テレビ朝日と共同で、新たな共同出資事業を開始しました。本事業の第一弾として、テレビ番組連動型のメタバースイベント「メタメタ大作戦」を2024年夏に開催予定です。
(画像: クラスター)
テレビ連動型のメタバースイベントを実施
「メタメタ大作戦」は、2024年7月20日から9月1日まで、バーチャル空間「光と星のメタバース六本木」の特設会場「メタメタ学園」で開催されます。テレビ番組「金曜日のメタバース」と連動し、毎週金曜深夜にその様子が放送される予定です。
参加者はテレビコンテンツの視聴だけでなく、アバターでのバーチャル空間への参加、メタバースプラットフォーム「cluster」のワールドの制作などを行い、その結果が配信されます。2000年代に放映されていた視聴者参加型のテレビ番組、「天才ビットくん」などを彷彿とさせる内容です。
電通らによれば、メタバースは収益化モデルや効果的なマーケティング手法がまだ確立しておらず、今回の共同出資事業はこの課題に対する回答を模索するためのものです。いわゆる「メディア横断型」マーケティングやイベントの効果測定、指標を得るための実験的なイベント、という位置づけになるものと思われます。本共同出資事業を通して、テレビ朝日は自社IPやコンテンツの展開、電通はマーケティング効果の測定とビジネス化、クラスターは自社プラットフォームの利用拡大を図るものと予想されます。