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業界動向 2019.02.06

VRプラットフォーム「cluster」、Oculus Go対応やアーカイブ機能などを予定中

クラスター株式会社は、第2回カンファレンス「clusterカンファレンス~新元号へ向けた加速~」を2月5日開催しました。代表取締役社長である加藤直人氏が登壇、クラスターが開発・運営を行うバーチャルイベントプラットフォーム「cluster」における直近のアップデートや、一体型VRヘッドセット「Oculus Go」への対応、アーカイブ機能などの情報が公表されています。

clusterはVR空間で大人数が同時接続し、VRイベントに参加できるプラットフォーム。VRライブや発表会などの催しで利用されています。PCのほか、VRデバイスのOculus RiftやHTC VIVE等を使用して参加できます。

2018年8月にはVTuber「輝夜月」のVRライブを開催、全国各地の映画館でのライブビューイングも行われ、のべ5,000人以上の動員を記録しています。同年10月には、VRイベントにおいて配信者にバーチャルアイテムをプレゼントし、マネタイズをサポートすることができる機能「Vアイテム」が実装されるなど、様々なアップデートが行われています。

2019年2月3日には、同社発のガールズユニット「バーチャルアイドル(仮)」のメンバー・大鳥一姫のVRライブも開催。今後は、バーチャルガールズユニット「KMNZ」のVRライブ「輝夜月」の2ndライブなどが予定されています。

アップデートで低スペックPCでも快適に

直近のアップデートとしては、観客のアバターの数を減らすなどをして低スペックなPCでも快適に動作できるようになる「アバター表示制限機能」や、VR版のメニューをレーザー式に変更し、マイクなどの情報を表示させることで操作性をアップさせたUIを実装するとのこと。

新年号へ向けてのロードマップ

Oculus Go対応への対応

現在、クラスター社ではcluster対応のOculus Go向けコンテンツの開発が進められています。上記の描画負荷やUIの変更のアップデートにより、準備が整ってきているとのこと。加藤氏は「(リリースは)新年号には間に合わせたい」とコメントしました。

アーカイブ機能

またOculus Goの対応と合わせて、VRイベントのアーカイブ機能の開発も進めています。アーカイブ機能は、当時の状況を再現できるものであり、参加できなかったイベントや、見直したいイベントを視聴可能とのことです。開発状況はローカルでの再生は成功しており、今春にリリースすることを目指しています。

なお、今後のロードマップには、フルトラッキング機能(6点トラッキング)や、ワールドのアップロード機能、ロビー機能が予定されています。

第2回カンファレンスのアーカイブはこちら。


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