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話題 2024.03.07

味の時間変化を操る調味食器「Chronospoon」が公開 イグ・ノーベル賞受賞者の宮下教授が研究開発

明治大学・宮下芳明教授が、インタラクション2024にて「Chronospoon: 時を操る調味食器」を発表しました。


明治大学 宮下研究室 公式YouTubeより)

「Chronospoon」は味のタイムマシン技術とスプーンを一体化した調味食器です。味の経時変化、特に熟成過程を味センサで測定し、味物質の添加量を数式としてモデル化することで、食品の味の時間変化を操れます。

たとえばカレーの熟成具合を「一口ごとに」変えられるとのこと。これにより明日の熟成した味にしたり、昨日の新鮮な味に戻したりも可能です。

インタラクション2024ではデモが行われ、参加者が味覚変化を体験しました。一般投票による「インタラクティブ発表賞」も受賞しています。

宮下芳明教授は、飲食物の味覚を変える装置などを研究開発しており、「電気味覚」の共同研究にてイグ・ノーベル賞(栄養学)を受賞しています。

(参考)公式X(旧Twitter)


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