明治大学・宮下芳明教授が、インタラクション2024にて「Chronospoon: 時を操る調味食器」を発表しました。
「Chronospoon」は味のタイムマシン技術とスプーンを一体化した調味食器です。味の経時変化、特に熟成過程を味センサで測定し、味物質の添加量を数式としてモデル化することで、食品の味の時間変化を操れます。
たとえばカレーの熟成具合を「一口ごとに」変えられるとのこと。これにより明日の熟成した味にしたり、昨日の新鮮な味に戻したりも可能です。
本日は多くの方々にChronospoonのデモ体験をしていただきありがとうございました!味覚のデモ展示を行うためのノウハウや工夫が山ほど盛り込まれていたのですが、それらに対してもお褒めの言葉をいただきありがたく思います。 #インタラクション2024 #i2024 pic.twitter.com/BW7U2S83sK
— 宮下芳明 Homei Miyashita (Professor, Meiji University) (@HomeiMiyashita) March 6, 2024
インタラクション2024ではデモが行われ、参加者が味覚変化を体験しました。一般投票による「インタラクティブ発表賞」も受賞しています。
宮下芳明教授は、飲食物の味覚を変える装置などを研究開発しており、「電気味覚」の共同研究にてイグ・ノーベル賞(栄養学)を受賞しています。
(参考)公式X(旧Twitter)