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企業動向 2022.11.02

中国がVR領域における国家計画を発表か。2026年までに約7兆円規模目指す

中国は、VRに特化した初の行動計画を発表しました。中国当局は2026年までのVRデバイス出荷目標数を2,500万台以上に定め、VR領域全体で3,500億元(約7兆円、2022年11月2日時点)を超える市場規模を目指す模様です。ロイターが報じました。

VR/AR/MR全体の詳細目標値を定める。「攻めの姿勢」

ロイターによれば、この計画は工業情報化省を中心とする5つの省庁から2022年11月1日に公表されたとのこと。なお中国は計画文書内で「ARとMRもVRの一つである」と定義しており、VR産業をデジタル経済における重要な産業と位置付けています。

なお、この「2,500万台以上」という目標は、現在から2026年までの年間出荷台数を指すのか、あるいはそれ以前の出荷台数も含めているのかについては特定されていません。あわせて目標とされている3,500億元以上の市場規模についても、ハードウェアとソフトウェア、双方の合計を指す模様です。

同計画では「2026年までに100の中核企業を育成し、10の公共サービスプラットフォームを形成する必要がある」と指摘しているとのこと。VR技術で世界をリードするという北京の野心を顕著に反映した計画であることが伺われます。

(参考)Reuters


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