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企業動向 2023.10.19

中国バイドゥ、技術デモとして「ミニ・メタバース」を公開。バーチャルヒューマンや生成AIも

10月17日、中国検索エンジン大手のバイドゥ(百度)は、年次カンファレンス「Baidu World 2023」を開催しました。同社は技術紹介を兼ねて、バーチャル空間「百度暁宇宙」を発表しています。バイドゥの各種サービスからアクセス可能です。


(出所:バイドゥ)

生成AIやクラウド、CGなど「技術デモ」兼ねる

複数の現地メディアによれば、バイドゥは「百度暁宇宙」を“ミニ・メタバース”と呼んでいます。「百度暁宇宙」は中国・深センに拠点を置くメタバース開発会社、灵境至维(Lingjing Zhiwei)と共同開発されました。このバーチャル空間内では、バイドゥが2020年から開発しているバーチャルヒューマン「度晓晓(Du Xiao Xiao)」と交流できるとのこと。


(バーチャルヒューマン「度晓晓」。出所:百度百科

このバーチャル空間内は、コアステージエリア、レジャー・エンターテイメントエリア、暁宇宙エネルギータワー、高エネルギー展示エリアの4つで構成されています。


(エリア構成画面。出所:腾讯网)

来場者はミニタスクをこなすことで「コンピューティングパワー」を獲得し、ワールド内の機能を増やしたり、度晓晓が出演するAI生成のミュージックビデオを視聴したり、クイズなどに挑戦したりできます。また、ユーザー同士での交流も可能です。


(会場内の様子。出所:百度

年次カンファレンスのメインセッションは、バイドゥの動画サービスで視聴可能です。

(参考)バイドゥ灵境至维腾讯网Dao InsightSocialBeta


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