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活用事例 2020.08.02

VRでトレーニングしてプロ選手を目指す サッカー団体の新たな試み

最先端のVR技術とeスポーツを組み合わせることで、実際のアスリートをバーチャル空間内でトレーニングさせる団体「American Youth Soccer Cooperative for Esports(AYCE)」が注目を集めています。

AYCEのVRトレーニングは、イギリスのVR企業Rezzilと提携して製作されました。VR内で鍛えるプラットフォームを提供することで、エリートサッカー選手を生み出すことが目的。アナリティクスプラットフォームのGYO Scoreを併用することで、コーチは、収集されたデータ(能力、認知機能など)を基に、アスリートにアドバイスを行います。

VRトレーニングに参加するアスリートは、VR内で通常のサッカー場と同じように身体を動かして練習します。「Vive トラッカー」が全身の動きをトラッキングするので(多くのVRコンテンツとは異なり)下半身の動作も認識されます。トレーニングでは、ホログラムの指示に従い、カリキュラムやテクニックを学びます。

eスポーツと(フィジカルな)スポーツの関わり合いについて、Bernards Township Public Schoolsの教師、Steve Isaacsさんは以下のようにコメントしています。

現代の子供たちは、TwitchやYouTubeなどでコンテンツを楽しんでいます。それらはすべてゲーミング関連で、我々にとって新たなTVのような存在となりつつあります。スポーツチームは、eスポーツにシェアを吸い上げられつつあることに気が付きました。だから彼らは、自身のeスポーツ団体を作り始めたのです。

Isaacsさんは、eスポーツは、子供たちへの教育にも有効と考えています。SEL(対人関係能力育成)、 CTE、STEM/STEAM教育、映像制作、英語学習などのカリキュラムの基礎として活用できるとのこと。

(参考)VRScout

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