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話題 2019.08.25

ARグラスのAIアシスタントに恋してしまった男を描く 新作映画「AUGGIE」

ARグラスによって実体が表示されるAIの女性と、老年男性の恋を描く新作映画「AUGGIE」が2019年9月から公開されます。2019年9月20日に、海外の一部映画館とオンデマンドサービスで公開される予定です。

望む物を表示するARグラス

本作は、人間の脳波を読み取り装着者の望みを表示するARグラス「AUGGIE」を退職祝いにプレゼントされたFelix(演:リチャード・カインド)が、AIのAUGGIE(演:クリステン・ハーパー)に恋をしてしまい、自身の妻や娘とすれ違うというストーリー。

AIと中高年男性の恋といえば、アカデミー賞を受賞した映画「her/世界でひとつの彼女」(以下her)が連想されますが、同作のAIサマンサが声だけの存在だったのに対してAUGGIEは(ARグラスによって表示される)実体を有している点が大きく異なります。

米メディアGIZMODOは、「AUGGIE」の主演を務めるリチャード・カインド氏にインタビューを行い,「her」との類似性について質問しました。カインド氏は本作が「her」を連想することを認めつつも、全く違う作品であると解説しました。

カインド氏によれば、自身(Felix)にとってAUGGIEは実在する存在であり、作中の一部シーンでは、AUGGIEがFelixに対して物理的に影響を与える場面も存在するとのこと。同氏は、FelixとAUGGIEの関係性も、「her」とは違った孤立感や孤独感から生じたものであると説明しています。

2019年8月20日現在、「AUGGIE」の国内公開に関する情報は公開されていません。

AI、そしてARグラスが物語の中心に存在する本作、是非とも日本でも上映してほしいところです。

(参考)GIZMODO


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