GoogleはAR開発プラットフォーム「ARCore」のサポート対象デバイスに、40機種以上の新しいAndroidデバイスが追加認定されました。
(画像: Google)
AR(Augmented Reality/拡張現実)は、スマートフォンのアプリとして商品やサービスをインターネット上で売買するEコマースやゲームなどの形で活用されています。「ARCore」はGoogleが提供するAR体験の開発プラットフォームであり、「ARCore」で開発されたARアプリが数多く普及しています。
ただし、これらのARアプリが正しく動作することをGoogleが保証するために、同社は独自の認定プロセスを用意しています。特にAR体験には、特定のモノの動きを追従する処理であるモーショントラッキングの正確性とリアルタイム性が求められます。そのため、カメラの品質やモーションセンサの精度、優れたパフォーマンスと効果的なリアルタイムの計算が実現可能となるCPUが搭載されたデバイスが望まれます。これらの認定プロセスを合格したデバイスがサポートデバイスとなります。
今回追加されたARCoreサポートデバイス一覧
今回追加されたARCoreのサポートデバイスには、約40種類以上の新機種が追加されました。追加された新機種の中には、最新のソニーのXperiaシリーズの機種やシャープのAQUOSなど、日本で利用者の多いスマートフォンが含まれています。以下は、ARCoreに追加された新しいサポートデバイスの一覧です。
メーカ名 |
サポートデバイス名 |
Infinix(インフィニクス) |
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Kyocera(キョーセラ) |
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Motorola(モトローラ) |
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OnePlus(ワンプラス) |
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Oppo(オッポ) |
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Realme(リアルミー) |
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Sharp(シャープ) |
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Sony(ソニー) |
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Tecno(テクノ) |
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Vivo(ヴィーヴォ) |
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Xiaomi(シャオミ) |
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Zebra(ゼブラ) |
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海外メディアAndroid Policeによれば、ARCoreのサポートデバイスの次の追加は、今までの更新ペースを鑑みると今年後半になると予測しています。
なおGoogleは2022年8月、ARに関連したプロトタイプを使って、公共の場で小規模なテストを開始する予定です。このテストでは、画像データを用いてユーザの目の前にあるメニューを翻訳したり、近くのコーヒーショップへの道順を示したりといった体験が可能になるかをプロトタイプを用いて検証するとのことです。
(参考)ARCore 公式ドキュメント