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活用事例 2019.07.04

視覚障害者を「スマートグラス×音声」でサポート、アメリカの空港が導入

アメリカのマンチェスター・ボストン地域空港に、視覚に問題を抱える人向けのARサービス「Aira」が導入されました。「Aira」はスマートグラスやARグラスのカメラに映った映像を遠隔で有人アシスタントがチェック、利用者に対して音声で指示等を行うサービスです。

「Aira」は24時間の利用が可能、有人アシスタントがサポート

「Aira」は、2015年に創業したアメリカ・サンディエゴに本拠地を構える企業、Aira社が開発したもの。専用アプリをスマートフォンにインストールし、スマートグラスやARグラスと接続、カメラを通して動作します。

今回の導入により、マンチェスター・ボストン地域空港ではAiraの無料版が使用できます。Aira社によれば、空港内では旅客機のフライトスケジュール確認やレストランの検索、セキュリティに関するガイダンス、(利用者の)荷物の判別などが可能とのこと。24時間利用に対応しています。

空港外で継続してAiraを使用したい場合は、有償版を購入する必要があります。Airaの有償版は月額登録制で、1ヵ月29ドル(約3,100円)から利用可能です。

なお、「Aira」の導入に際して、マンチェスター・ボストン地域空港は同アプリで使用されるデータ使用量を負担する予定。同空港のディレクターTed Kitchens氏によると、負担額は年間約5,000ドル(約54万円)になるとの想定です。

(参考)Granite Geek


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