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話題 2024.03.01

サイバーパンク小説の金字塔「ニューロマンサー」のドラマ企画が進行中 「Apple TV+」で配信予定

アップルは、同社の動画サービス「Apple TV+」にてサイバーパンク小説「ニューロマンサー」のドラマ版の制作を進めていることを発表しました。

「ニューロマンサー」は、1984年に出版された小説。“サイバーパンク”というジャンルを形作った作品のひとつとして知られています。主人公ケイスは、実力のあるハッカーながら裏切り行為の代償で仕事を失った人物。ある日、彼のもとにアーミテジと名乗る男から危険な仕事の依頼が舞い込みます。謎めいたAI(人工知能)や巨大企業の思惑が絡み合う中、ケイスは報酬のため数人の仲間と共に再び活動を開始する……という物語が展開されます。

作中には「マトリックス」と呼ばれる電脳空間(サイバースペース)が登場し、当時新しい概念として大きな注目を集めました。同空間に精神を没入(ジャック・イン)するという描写もあり、こちらは現在のVR領域にも通じる演出です。

3月現在、ドラマ版「ニューロマンサー」の詳細は不明ですが、アップルによると全10話構成の予定で、ストーリーは小説に準拠する計画とのこと。小説の序盤は日本の千葉市が舞台となっており、国内でのロケなども行われるかもしれません。


(画像出典:Amazon

小説版「ニューロマンサー」は国内外で高く評価される一方で、専門用語や独特の表現が頻出することから、読む難易度の高い小説として知られています。ドラマ化によって様々な描写が映像になることで、より“見やすい”作品になることが期待されます。

なお「Apple TV+」は、アップルの空間コンピューター「Apple Vision Pro」に対応済み。Apple Vision Proを被ってドラマ版を視聴すれば、より没入感の高い体験が楽しめるかもしれません。

(参考)Road to VR

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