ついに日本で発売を開始した空間コンピュータ「Apple Vision Pro」。北米で先行発売されているため、2月時点で1000以上のアプリが配信されましたが、日本発売とともに国内でも新たなアプリが続々と開発・リリースされています。
ただし、このデバイスの価格は約60万円と非常に高額であり、誰もが購入できるものではありません。MoguLive編集部としては、「Apple Vision Pro」は、未来に向けたコンテンツやサービスを開発・提供したい企業関係者・クリエイターの方におすすめできるデバイスと考えています。
そのうえで今記事では、「Apple Vision Pro」を購入・レンタルした人に向けて、ぜひ試してほしいアプリをピックアップして紹介します。なお、Apple Vision Proでは本デバイスの専用アプリだけではなく、非常に多くのiPad・iPhone向けアプリも体験できますが、今回の記事では特に空間を活かしたアプリに絞りました。MoguLive編集部で実際に試したうえでの所感も含めて紹介します。
目次
映像・イマ―シブ体験
・「Disney +」
・「Apple TV」
・「WHAT IF…? An Immersive Story」
・「IMAX」
・「恐竜たちとの遭遇」
作業効率化
・「Immesed」
・「Microsoft 365」
ゲーム
・「パズリングプレイス」
・「Fruit Ninja」
日常・娯楽向け
・「djay – DJ App & AI Mixer」
・「SunnyTune」
・「Hold The World」
Disney +
「Disney +」で配信中の映画やドラマを視聴できます……。これだけでは特に珍しくありませんが、大きなポイントは「3D映画を3Dで見られる」点です。現実の映画館であれば、3D映画の視聴には、館内で配られる3Dメガネが必要ですが、Apple Vision Proであれば、そのままで奥行きのある映像を楽しめます。
試しに「スターウォーズ」シリーズを見てみましたが、映画館で見た時の感動を思い出せるレベル。デバイスの性能を活かした大型スクリーンの迫力も相まって、本格的な映画体験が可能です。そもそも、Apple Vision Pro自体が、高解像度のディスプレイを搭載しているため、映像体験との相性がよく、長くひとつの映像を見ていても目が疲れにくい印象です。今後も、3D映画が続々と対応してくることを考えると、サブスクリプションサービスに入っておくのはオススメと言えそうです。
| アプリ名 | Disney + |
| URL | https://apps.apple.com/jp/app/disney/id1446075923?platform=appleVisionPro |
| 備考 | Disney +への会員登録が必要 |
「Apple TV」

(画像は公式サイトより引用)
「Apple TV」では、上記の3D映画だけでなく、公式提供の「Apple Immersive Video」を体験できます。 Immersive Videoは、前面の視界いっぱい(約180度)に画面が広がり、動物や人が立体的に見える映像となっています。これが非常に没入感が高く、こちら目掛けて突進してくる巨大なサメや、高所を綱渡りで進む女性クライマーの姿などは見応え抜群。現在はコンテンツ数こそ少ないものの、今後増えていくだろうことを考えておくと、期待度の非常に高いサービスになりそうです。
| アプリ名 | Apple TV |
| URL | https://apps.apple.com/jp/app/apple-tv/id1174078549?platform=vision |
| 備考 | 各コンテンツは購入やレンタル(無料体験もあり) |
WHAT IF…? An Immersive Story
MARVELのアニメ作品「What If…?」を題材にしたアプリです。アメコミ映画について何も知らないという人でも、Apple Vision Proでまずは没入感のある体験というものを知りたいのであれば、一度触っておくことをおすすめします。
部屋の中にキャラクターが出現し、体験者を様々な世界に誘ってきますが、突然ドラマの世界に投げ込まれたかのような演出の数々に驚かされるはず。人気ヒーローたちの掛け合いを見ているだけでも楽しめますし、ドラマの途中には、自分の両手を使って、敵を攻撃したり、身を守ったりといったアクションパートもあり、より「このマーベルの世界にいる!」という気持ちを高めてくれます。今後、Apple Vision Proでどのようなエンタメが体験できるようになるのかを知る上でも、ひとつのヒントになっているアプリだと思います。
| アプリ名 | What If…? An Immersive Story |
| URL | https://apps.apple.com/us/app/what-if-an-immersive-story/id6479251303 |
| 備考 | 無料 |
「IMAX」
映画館でおなじみの「IMAX」の公式アプリです。「Disney +」と同様に、3D映画を3Dのままに鑑賞できる内容となっていますが、サブスクリプションサービスでは無く、個別のコンテンツをレンタルするタイプとなっています。ただし、有料作品であっても、映像の一部をお試し視聴できます。視聴中は、IMAXの劇場で映画を観ているかのような雰囲気を体感可能。ドキュメンタリーやアーティストのライブなど、「Disney +」とは違ったコンテンツがそろっているので、どちらもチェックしておきたいところ。
| アプリ名 | IMAX |
| URL | https://apps.apple.com/us/app/imax/id1537376352?platform=appleVisionPro |
| 備考 | 個別のコンテンツはレンタルする形式 |
「恐竜たちとの遭遇」
もし家族や知人など、誰かに「Apple Vision Pro」を貸して、サクッとアプリを体験してもらうのであれば、最も手っ取り早いのはこちらです。デバイスに最初からインストール済みの公式アプリで、恐竜が本当に目の前に現れたかのような驚きの体験ができます。体験時間が短く、それでいてインパクトは強い内容なので、空間コンピュータやMRなどの経験がない人であればあるほど、デバイスの感動を分かりやすく伝えられるはず。もちろん、恐竜好きは必見です。
| アプリ名 | 恐竜たちとの遭遇 |
| URL | https://apps.apple.com/us/app/encounter-dinosaurs/id6451026544 |
| 備考 | 無料 |
Immersed
デバイスとPCを同期させ、空間コンピュータにバーチャルなデスクトップ環境を構築できるアプリです。公式の提供する「拡張ディスプレイ」と機能自体は非常に似ていますが、Macだけでなく、Windows、Linuxにも対応しています。無料版では最大3枚、有料版では最大5枚までディスプレイを配置できます。ひとりで作業するだけでなく、フレンドを複数人ルームに招待可能です。ディスプレイのサイズや画面の湾曲度合いなども調整可能。キーボードの入力操作でも大きなラグを感じることがなく、非常に使い勝手の良いアプリです。
| アプリ名 | Immersed |
| URL | https://immersed.com/(公式サイトからアプリをダウンロード) |
| 備考 | 無料(有料版は月額4.99ドル) |
「Microsoft 365」

(画像は公式サイトより引用)
WordやExcel、Teamsなど、Microsoftでおなじみの作業ソフトは、Apple Vision Pro向けに最適化されたものが用意されています。今のところVision Proならではの機能などは実装されていませんが、普段使いしているユーザーにとってはデザインや機能などに変わりがないため、違和感なく利用できます。ただし、Wordなどのデータを打ち込む際は、キーボードとの同期が必要です。
| アプリ名 | 「Microsoft 365」 |
| URL | https://apps.apple.com/jp/app/microsoft-word/id586447913 |
| 備考 | オンライン使用にはMicrosoft 365へのログインが必要 |
パズリングプレイス(Puzzling Places)
立体的なジグソーパズルゲームです。パズルをグルグルと360度回すことができ、まるで立体模型を組み立てるような面白さがあります。Meta Quest 3などでも遊べる人気のMRゲームのひとつですが、「Apple Vision Pro」で体験してみると、パズルのグラフィックがとても鮮明で、現実の写真をみているかのよう。コントローラーが無くともピースの一枚一枚を手に掴んではめ込んでいくような感覚がしっかりあり、ついつい時間を忘れてプレイしてしまいます。「Apple Vision Pro」では他にも、さまざまなパズルゲームが登場していますが、それらと比べても抜群のクオリティのアプリだと思います。
| アプリ名 | パズリングプレイス(Puzzling Places) |
| URL | https://apps.apple.com/us/app/puzzling-places/id6473639841 |
| 備考 | 無料 |
Fruit Ninja

(画像:Apple公式サイトより引用)
スマホやVRデバイスでも遊べる、お気軽なアクションゲームです。飛び出すフルーツを両手で斬りまくるというシンプルなもので、直感的に遊べます。なぜ、Apple Vision Pro版をオススメするのかといえば、両手操作(ハンドトラッキング)が非常に快適で、本当にモノを斬る爽快感があるため。物理のコントローラーがなくとも、アクションゲームをしっかり遊べることが分かります。注意点としては、少し広めなスペースが必要になること。激しい動きをするので、周りの家具などにはお気をつけください。
| アプリ名 | Fruit Ninja |
| URL | https://apps.apple.com/us/app/super-fruit-ninja/id6450550849?platform=vision |
| 備考 | Apple Arcadeに登録が必要 |
「djay – DJ App & AI Mixer」
目の前にターンテーブルが出現し、音楽を選んで自由に曲を流すことができます。つまり、空間コンピュータDJになれます! もちろんBPMを調整したり、レコードに触れてスクラッチも可能です。Apple Musicとも連携できるので、レコードもターンテーブルも持っていなくても、膨大な楽曲でDJ練習できるのがポイント。アップデート版にすると、周囲の景色をダンスフロアのような空間に設定もできます。
| アプリ名 | djay – DJ App & AI Mixer |
| URL | https://apps.apple.com/jp/app/djay-dj-%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA-%E3%83%9F%E3%82%AD%E3%82%B5%E3%83%BC/id450527929?platform=appleVisionPro |
| 備考 | 無料(アップデート版あり) |
SunnyTune
現実世界の天候と連動した“小さな空間”を目の前に出現するアプリです。現実で雨が降り始めると、空間の中にも雨が降り始め、風が強くなってくると、木や草が揺れる音が聞こえます。バーチャルなペット「ペリドット」もこの空間の中に出現し、天候に合わせてペリドットの様子も変化します。かなり、手ごろなアプリですが、他のアプリと同時に立ち上げて、時々天気やペリドットの姿を眺めるのがおすすめ。バーチャルペットが自分のそばにいつもいてくれているかのような気分を体験できます。同様のペット体験アプリとしては「トリらっくす(Relax With Bird)」もおすすめできます。
| アプリ名 | SunnyTune |
| URL | https://apps.apple.com/jp/app/sunnytune-sensory-weather-app/id6473759577 |
| 備考 | 無料 |
Hold The World
イギリスの動物学者デイビッド・アッテンボロー氏の講義を受けながら、ロンドン自然史葉靴物館に所蔵された数々の貴重な展示物を見られるコンテンツです。展示物は3Dモデルで再現されたもので、自分の手に持って角度を変えながら眺めたり、一部分だけ拡大したりもできます。ひとつひとつのコンテンツの質が非常によく、本当に博物館のなかに入り込んだかのような没入感が得られるのもポイント。Apple Vision Proの教育系アプリの中でも突出した内容となっています。ただし、日本語対応していない点には注意。
| アプリ名 | Hold The World |
| URL | https://apps.apple.com/jp/app/sunnytune-sensory-weather-app/id6473759577 |
| 備考 | 無料 |









