Photoshopなどのソフト開発・販売を行うアドビは、ゲーム業界における現状調査を発表しました。その中には、VR/ARに関する調査結果も含まれています。
調査によれば、ツイッター上での世界規模でのAR/VRデバイスに関する言及は、2015年1月から2016年7月にかけて548%増加しているとのこと。またデバイス別ではHTC Viveの存在感が大きく、2016年第2四半期におけるソーシャルメディア上での言及数は、2015年第3四半期と比べ2194%の増加となっています。
アドビの公表しているレポート「Adobe Digital Insights(ADI)」のマネージングアナリストであるベッキー・タスカー氏によると、ソーシャルメディアではVR/ARデバイス向けのゲームに関連する投稿が増加している一方、マーケター視点でのVR/ARデバイスに対する注目はまだこれからとのこと。そのため、「競争が激化する前の今こそが、VR/AR技術を試し、理解するベストタイミング」としています。
また、VR/ARデバイス対応のPC購入に関するコストが、VR/AR技術の主流化を妨げる原因になっているものの、2016年後半にはPlayStation VR(PSVR)が発売されるため、VRの普及に弾みがつく見込みもあるとしています。
アドビの行った調査の詳細は、下記のSlideshareで見ることができます。
(参考)
Adobe Digital Insights:マーケターは今こそVRゲームに関心を向けるべき
http://blogs.adobe.com/adobemarketingcloudjapan/2016/08/19/adi-us-gaming-report/#.V7ZroyiLSUl