カバー株式会社は、グリーベンチャーズ、オー・エル・エム・ベンチャーズ(イマジカグループ)、みずほキャピタル、個人投資家らを引受先とする第三者割当増資を実施し、総額約2億円の資金調達を行いました。また、バーチャルライブ配信アプリ「ホロライブ」を使って活動する、専属バーチャルYouTuberの展開を本格的に開始します。
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VTuberマネジメント体制とホロライブ開発強化
今回の資金調達の目的は、専属バーチャルYouTuberのマネージメント体制の強化と、バーチャルYouTuber向け配信サービス「ホロライブ」の開発強化としています。増資に伴い、リード投資家であるグリーベンチャーズの堤達生氏が社外取締役に就任します。
カバーは昨年8月にも約3,000万円の資金調達の実施を発表。同年12月の「ホロライブ」リリースに繋げました。
「ホロライブ」はスマートフォンの前面カメラで配信者の表情を認識し、リアルタイムでキャラクターになりきれるアプリです。iPhoneとAndroid端末に対応しており、iPhone Xでは表情認識を利用し、目や口の開閉を表現できます。
ホロライブはスマートフォン版だけでなく、カバー社所属の配信者向けにPC、HTC Vive版も存在していますが、現時点では一般公開の予定はないとのこと。PC版は前面カメラを使った表情認識による配信が行えるほか、HTC Vive版では全身での配信が可能です。
「ときのそら」の活動のほか、「ホロライブ一期生」もデビュー
(カバー社所属のVTuber「ときのそら」。チャンネル登録者数は6月8日時点で約15万)
2018年6月1日には、Live2Dの専属バーチャルYouTuber「ホロライブ1期生」が新たにデビューしています。
これにより、3Dの専属バーチャルYouTuber「ときのそら」「ロボ子さん」に加えて、新たにスマホ版、PC版の「ホロライブ」を使って自宅から配信する、6人の専属バーチャルYouTuber「ホロライブ一期生」がデビューしていることになります。
ホロライブ一期生
・アキ・ローゼンタール
・赤井はあと
・夜空メル
・白上フブキ
・夏色まつり
・人見クリス
同社は今後、専属バーチャルYouTuberの展開を強化していくほか、バーチャルYouTuberとして活動したい個人を支援するプラットフォームを目指すとのことです。