LGが新たにVRヘッドマウントディスプレイを開発中であることが明らかになりました。HTCのVRデバイスHTC Viveと同様のシステム(SteamVR)に対応し、部屋サイズの空間を自由に動けるルームスケールのVR体験が可能になる模様です。
HTC Viveのシステムを提供したValveのプラットフォームからのデバイス
この情報は、HTC ViveにVRのシステムを提供するValveが明らかにしたもの。ValveはPCゲームのプラットフォームSteamを運営し、VRに関してはSteamVRプラットフォームを提供してHTCとともにHTC Viveの開発を行ってきました。
Valveは、2015年に発表したVRのエコシステムをOpenVRと名付けており、広くハードウェア、プラットフォーム(SteamVR)を提供することを謳っていました。その第一弾とも言えるデバイスがHTCとの開発を行ったHTC Viveでした。その後、HTC Viveに続くVRHMDはありませんでしたが、今回発表されたLGのVRHMDがその第2弾となります。
米VRメディアRoad to VRによると、LGのVRHMDはHTC Viveと同じトラッキングシステムを採用することが明らかになっています。また、Steamを通じてVRゲームを手に入れることが可能になると推測されます。
LGは2016年2月にモバイル向けのVRデバイス「LG 360 VR」を発表し、発売しましたが、市場には受け入れられませんでした。今回のValveとの提携によるVRHMDは、よりハイエンドな体験を実現するデバイスになります。
ValveはLGのVRHMDについて「非常によく実現された、次世代のVR体験が可能になる」とコメントしています。価格や発売日などの詳細については今後公開されます。
LGのVRHMDは、2月27日からサンフランシスコで開催中のGDCにて展示予定です。
(参考)
http://www.roadtovr.com/lg-reveal-vr-headset-prototype-based-steamvr-tracking-week/
※Mogura VR は、Road to VRとパートナーシップを結んでいます。