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Meta Quest 2025.03.18

「Meta Quest 3」は何ができるのか? 機能、使い方、おすすめコンテンツを紹介【2025年3月更新】

Meta社のVR/MRヘッドセットMeta Quest 3。2024年には廉価版モデル「Meta Quest 3S」も発売しましたが、グラフィックの性能においては3Sを上回っており、手軽に没入感の高いMR(複合現実)体験ができるデバイスとして今なお高い人気を博しています。

この記事ではそんなMeta Quest 3を、まだ触ったことのない人に向けてどんなことができるのかを紹介します。

目次

■そもそも、VR/MRヘッドセットMeta Quest 3とは?
■Meta Quest 2やMeta Quest 3Sとの違いは?
・スペック表
■Meta Quest 3では何ができるのか?
・VRゲーム
・MRコンテンツ
・空間ビデオ
・メタバース
・ゲーミングPCとの接続
・ハンドトラッキングでの操作
・寝そべりモード
・Xboxのゲームで遊ぶ
・その他:通話やアバター交流も
■インストールしておきたい、おすすめ無料ゲーム&アプリ
・HoloModels MR βバージョン
・Mixed Reality Link
・YouTube VR
・VRChat
■操作がより快適になるおすすめアクセサリー
・Eliteストラップ
・充電ドッグ
・視力補正レンズ
・オープン接顔部
■Meta Quest 3は現状“買い”なのか?

そもそも、VR/MRヘッドセットMeta Quest 3とは?

Meta Quest 3は、2023年10月に発売されたMeta Questシリーズの第3世代モデルです。価格は512GBが81,400円で、オンラインストアや家電量販店で入手可能です。

PCやスマートフォンに接続せずとも単独で使用でき、VRヘッドセット本体とコントローラーだけで、すぐにバーチャル空間にアクセスできます。専用のストアでゲームやアプリを購入すれば、話題のVRゲームやメタバースはもちろん、映画を見たり、ブラウザでSNSをチェックしたり、誰かと通話したりと、趣味や仕事など様々なシチュエーションで利用できます。

さらに、Meta Quest 3の最大の特徴となるのが「カラーパススルー(MRモード)」です。これは現実の周囲の景色をヘッドセットのカメラで取り込み、バーチャル空間上に映像として再現するといったもの。つまり、現実の景色にバーチャルのコンテンツが本当に出現したかのような体験ができます。現在、この機能を利用した様々なコンテンツが登場しており、Quest 3で出来ることの可能性の幅は徐々に広がり続けています。

なお、Meta Quest 3の推奨年齢は10歳からです。条件として「ヘッドセットがフィットしていて視界が確保できること」「コンテンツ内の説明や注意書きを読めること」が挙げられています。また10歳から12歳のユーザーは、保護者がアカウントを管理でき、アプリの購入などの承認を設定可能となっています。

Meta Quest 2やMeta Quest 3Sとの違いは?

「Meta Quest 2」は、Meta Questシリーズの第2世代モデルです。VRヘッドセットの普及に貢献したモデルで、Steamでは未だ高い利用者数を誇っていますが、すでに販売は終了しています。スペックはMeta Quest 3の方が大幅に高くなっています。具体的には、ディスプレイ解像度や処理能力、視野角の向上があげられ、よりグラフィックが美しく高い没入感を体験できます。また、MRモード対応のコンテンツはMeta Quest 2でも体験できますが、モノクロの低解像度となっており、実用性には乏しい状態です。

「Meta Quest 3S」は、Meta Quest 3Sの廉価版モデルです。価格は128GBモデルが48,400円で、現在販売されているVR/MRヘッドセットの中で最も安いデバイスとなります。

チップセットはMeta Quest 3と同じなため、フルカラーパススルーに対応し、Meta Quest 3と同じMRタイトルを遊ぶことが可能です。一方、解像度やレンズなどはMeta Quest 2と同様のため、Meta Quest 3と比べるとグラフィックは劣って見えます。

スペック表

Meta Quest 3 Meta Quest 2 Meta Quest 3S
ディスプレイ解像度(片目)
※解像度が高いほど、グラフィックが鮮明になり、リアルな映像体験ができます。
2064 × 2208
(1218 PPI、25 PPD)
1832 × 1920
(773 PPI、20 PPD)
1832 × 1920
(773 PPI、20 PPD)
リフレッシュレート
※数値が高いほど、映像が滑らかになり、細かな動きまで確認しやすくなります。
72Hz、80Hz、90Hz、120Hz 60Hz、72Hz、90Hz、120Hz 72Hz、90Hz、120Hz
視野角(FOV度)
※視野角が広いほど、見られる映像の範囲が広がります
110度(水平)/96度(垂直) 96度(水平)/90度(垂直) 96度(水平)/90度(垂直)
レンズの種類
※種類によって見え方に違いがあります
パンケーキレンズ
※パンケーキのように薄いレンズ
フレネルレンズ
※同心円状の溝が刻まれたレンズ
パンケーキレンズ
瞳孔間距離(IAD)の調整方法
※左目と右目の瞳孔の離れている距離を表す。デバイス本体で調整可能
ダイヤルで自動調整可能
※Quest 2よりも細かく調整ができる
レンズパーツを動かして3段階調節可能 レンズパーツを動かして3段階調節可能
処理能力
※ゲームやアプリが快適に動作するかに関わります。
SoC : Snapdragon XR2 Gen2
DRAM : 8GB
SoC : Snapdragon XR2 Gen1
DRAM : 6GB
SoC : Snapdragon XR2 Gen2
DRAM : 8GB

Meta Quest 3では何ができるのか?

VRゲーム

Meta Quest 3では、Metaストアに配信された幅広いジャンルのVRゲームを楽しめます。

2本の剣で正面から迫るノーツをリズムに合わせて斬っていくBeat Saberや、指揮者になったつもりでオーケストラを指揮するMaestroなど、体を動かして遊ぶリズムゲームは、特に人気のジャンルです。

また、SFの世界で事件を自ら推理して解決していくディスクロニア:CA、海辺の町で巻き起こるドタバタ劇を体験できるSushi Benなど、VRの没入感を活かしたアドベンチャーも充実しています。Power Wash Simulator VR進撃の巨人VR: Unbreakableでは、オンラインマルチプレイも気軽に楽しめます。

MRコンテンツ

Meta Quest 3の目玉のひとつがMRモード。ヘッドセットを付けたまま現実の周囲の様子を見られ、この機能を生かしたアプリが続々とリリースされています。

例えば、App Labで公開されているSkygazeなら、部屋の天井の壁がプラネタリウムとなり、広大な宇宙の星々を眺められるように。ピアノ学習アプリPianoVisionなら、現実の鍵盤が光るのに合わせ、リズムゲームで遊ぶ要領でピアノを練習できます。趣味だけでなく、リラックスして睡眠するためのPILLOWなど、便利なアプリも提供されています。

また最近ではVRゲーム中にサプライズでMRモードが起動するといった仕掛けも見られるようになってきており、VRゲームとMRゲームの壁が徐々に取り払われつつあります。

空間ビデオ

空間ビデオとは、右目用・左目用の映像を1つにまとめ、現実のように立体的に見える映像です。Apple Vision Proで話題となりましたが、Meta Quest 3も本機能に対応しており、最新のiPhoneで撮影した空間ビデオを鑑賞できます。旅の思い出や子どもの成長など、大切な思い出を、鮮明なまま奥行きのある映像で鑑賞したい際におすすめです。

メタバース

Meta Quest 3を使えば、メタバースの没入感が高まり、より本当にその場にいる感覚が味わえます。特に人気なのがVRChatで、国内外さまざまなプレイヤーが参加し、他ユーザーとの交流やワールド巡りを楽しめます(後述するPC接続で、よりクオリティの高いワールドにも入場できます)。また、Meta Quest 3のハンドトラッキング機能(後述)にも対応しており、自分の指を自由に細かく動かせます。

Meta社が公式展開するメタバースとしては、Meta Horizon Worldがあります。初期段階からアップデートを重ね、アバターのデザインも刷新。公式ワールド「Horizo​​n Central」を中心に、様々なワールドを訪れることができます。ミニゲームや交流イベントが充実しており、Meta Quest 3を始めたばかりでもすぐに参加できるのがポイントです。日本人が集まるワールドはまだ少ない模様ですが、スマホからの入場も可能なため、北米圏のユーザーを中心に交流が行われている状況です。

それ以外にも、2016年から現在もサービスを続けているRec Roomや、若年層のユーザーから絶大な人気を集めるRoblox、国内ユーザーが多いcluster」「バーチャルキャストなどが体験できます。

なお、Meta Quest 3には内蔵のマイクがありますが、USB(Type-C)の外部マイクに接続して高音質で喋ることも可能です。自分の声が反響しないように、イヤホンやヘッドホンを装着するのもおすすめです。

ゲーミングPCとの接続

Meta Quest 3はヘッドセット単体でも利用できますが、ゲーミングPCと接続すると使い方の幅が大きく広がります。接続したPCをQuest 3側から操作でき、バーチャル空間上の大画面で作業やゲームが可能です。


(SteamVRの代表的ゲーム「Half-Life: Alyx」)

PCのみで公開されたVRアプリもプレイできます。特に「SteamVR」では、ゲーミングPCの性能を活かし、美しいグラフィックや大ボリュームのVRゲームが多数用意されています。さらに、VRChatではPC版でしか行けないワールドも。

なお、Virtual Desktopのように、VRヘッドセットからPC操作を快適にするアプリも公開されています。Steam Linkでは直接SteamVRを起動できるので手順も簡単です。

ハンドトラッキングでの操作

Meta Quest 3では、コントローラーを持たずに、自分の現実の両手だけで操作するハンドトラッキング機能があります。指の動きを正確に反映するため、例えば、バーチャル空間のキーボードを打ったり、Webブラウザを掴んで拡大したり、他のユーザーにハンドサインを送ってみたりができます。

ただし、ハンドトラッキング機能は全てのVRコンテンツに対応しているわけではない点
に注意。現状では操作にコントローラーが必須なものが多いため、基本的にはWebブラウザや動画サービスなど、激しい動きの不要なサービスでの活用がおすすめです。

なお「Steam Link」を利用すれば、PCに接続したVRChatなどでもハンドトラッキングが可能になりました。

寝そべりモード

「寝そべりモード」は、文字通り寝転がった状態でVRを楽しめるモードです。メニューの「試験中」を選択肢、機能をオンにすれば、ホームボタンを長押ししたときの正面を基準にして、画面を調整できます。これにより、視線と水平になるように映像を表示できるので、例えば寝たまま映画を観たり、メタバースに入場したりが可能です。

ただし、激しく動き回るようなVRゲームを遊ぶのには不向きなことには注意が必要です。

Xboxのゲームで遊ぶ

Meta Quest 3では、Xboxのクラウドゲーミングサービス「Xbox Cloud Gaming」が配信されており、Microsoftアカウントと「Xbox Game Pass Ultimate」加入という条件を満たせば、バーチャル空間の大画面でXBOXのゲームを遊べます(※XBOX対応コントローラーが必要)。「フォートナイト」といった基本無料タイトルはそのままでも遊べます。

その他:通話やアバター交流も

ゲームやメタバースだけでなく、Meta Quest 3では動画視聴やWEBブラウジング、メールや通話(Facebookのアカウントが必要)などもできます。Meta社製のアバターもあり、一部のオンラインゲームなどで利用したり、他のユーザーと交流したりも可能です。

インストールしておきたい、おすすめ無料ゲーム&アプリ

HoloModels MR βバージョン

「HoloModels MR」は、アニメやゲーム公式のデジタルフィギュアを現実空間に表示できるMRアプリです。デジタルフィギュアを空間上の好きな位置に配置し、サイズやポーズを自由に変えることができます。手足や指先、表情も目、眉、視線まで変えられます。

無料で配信されていますが、自分で購入したデジタルフィギュアで好きなシーンを再現したり、自分の制作したVRMの3Dモデルにポーズを取らせたりすることもできます。

配信先(β版):https://www.meta.com/ja-jp/experiences/6160042564053533/

Mixed Reality Link

「Mixed Reality Link」は、Microsoftとの提携により実現した、Windows 11でのリモートデスクトップ機能です。PCアプリをインストールしてPC側のアプリを起動し、表示されたQRコードをヘッドセットで“見つめる”だけで、PCとの接続が可能に。最大3枚までPCウィンドウを複数枚設置できる他、キーボード入力のラグがほぼ無く快適に操作できるのが魅力です。

配信先(Microsoft ストア):https://apps.microsoft.com/detail/9pcnzpd0zw44?hl=ja-JP&gl=JP

YouTube VR

動画サイトYouTubeのVRヘッドセット版である「YouTube VR」は、バーチャル空間で動画を見たい人への決定版アプリです。これまではVR空間上でYouTubeの動画を見られるアプリでしたが、2024年からMRモードにも対応。現実の背景を映した状態で、現実空間上に大型のスクリーンを表示できます。

また、VR動画は180度映像と360度映像に対応し、8K画質で視聴できます。

配信先:https://www.meta.com/ja-jp/experiences/2002317119880945/

VRChat

「VRChat」は、バーチャル空間で誰かとコミュニケーションできるソーシャルVRアプリです。クリエイターたちが制作した多種多様なワールドに訪れることができ、ゲームをしたり、雑談したり、写真を撮ったりと、自由に過ごせます。

2024年はストリーマーが取り上げた影響から日本人ユーザーが大幅に増えており、日本語ワールドに行けば交流がしやすくなりました。アバターをこだわりたいのであれば、BOOTHでの購入や自分でデザインした3Dモデルのアップロードも可能。近年では、サンリオをはじめとした企業主導の大型イベントも定期開催されるようになり、音楽ライブが盛況です。

VRChatのアプリは「Meta Quest 3」単体でも稼働し、 Quest対応ワールドに訪れることができます。もっと深くVRChatを楽しみたい人は、PCに接続してPC向けワールドを体験するのがオススメです。また、mocopiなどの別売のトラッキングツールも合わせれば、全身の動きも同期できます。

配信先:https://www.meta.com/ja-jp/experiences/1856672347794301/

操作がより快適になるおすすめアクセサリー

Eliteストラップ

Eliteストラップは、Meta Quest 3と接続することで、VR体験をより快適にできるアクセサリーです。側頭部から後頭部までをしっかりと覆うので、頭位置を固定して、激しく動いてもズレにくくなります。重量バランスが改善されるメリットも。

また、バッテリー付きのストラップも発売しており、Quest単体での稼働時間も伸ばせます。なお、Meta Quest 3と3Sは同じものが使用できる一方、Meta Quest 2のストラップとは互換性がないので注意が必要です。

充電ドッグ

Meta Quest 3 充電ドッグは、Meta Quest 3を置くだけで充電してくれるドッグです。コントローラーも専用の充電池をセットし、電池交換の手間を省いてくれます。見た目もすっきりして、インテリアになじみそうなデザインなのも魅力です。

視力補正レンズ

「Meta Quest 3」の場合、最初から眼鏡を付けたまま遊べるよう設計されていますが、激しい動きをしたときズレてストレスになるかもしれません。その場合は公式のMeta Quest 3用Zenni VR度付きレンズがオススメです。

押してはめるだけで取り付けでき、利用者の度数に合わせてカスタムメイドしてくれます。

オープン接顔部

オープン接顔部は、涼しさと快適さを保ちながらVR/MR体験ができるアクセサリー。視界が広がり、現実の光景が入ってくることで、体感的にはMRモードの映像を見やすくなっています。

Meta Quest 3は現状“買い”なのか?

Meta社の最新モデルはMeta Quest 3Sですが、性能面ではMeta Quest 3の方がスペック的に上位のモデルです。PCなしでも単独で動くVR/MRヘッドセットとしては、間違いなく最もオススメできるモデルであり、特に解像度の高さは没入感の面で大きなアドバンテージがあります。

予算に余裕があるのであれば、VR/MR初心者が買っても間違いありません。日本語を含めたコンテンツ量も次々と投入され、アップデートで性能が快適になっていることもあり、一度購入すれば長期間遊べるでしょう。

海外メディアでは2026年に新型VR/MRヘッドセット「Meta Quest 4」が発売されるという噂が報じられていますが、新情報を待って購入のタイミングを保留してしまうほど「今この瞬間VRを楽しむ」時間が失われてしまうのも事実です。VRChatでは昨年からユーザーが急増しており、さまざまな交流が見られるほか、質の高いVRコンテンツも続々と登場しており、熱量の高いVR体験が待っています。また、Meta Questのソフトウェアにあたる「
Meta Holizon OS」は高頻度で細かなアップデートを行っており、以前にあった不満点が次のアップデートで解消されるといった事例も多い印象です。そうした点からも、安心して使いやすいデバイスと言えそうです。

この記事を読んで「気になるコンテンツがある」「やってみたいVRゲームがある」があるなら購入を検討してはいかがでしょうか?


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