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Meta Quest 2024.11.01

Meta QuestシリーズのPC接続機能「Steam Link」で「VRChat」のハンドトラッキング操作が可能に 実際に試してみた

Valveが提供する、Meta QuestシリーズとPCを接続する無料アプリ「Steam Link」にアップデートが導入。PC系VRゲームで、Questのハンドトラッキングが使用可能になりました。

「Steam Link」では、VRヘッドセットとPCが同じネットワーク上にある場合、Steamライブラリ内のゲームをMeta Questシリーズに直接ストリーミングできます。以前は「Quest Link(Air Link)」や「Virtual Desktop」が必要でしたが、このアプリを起動するだけでもVRゲームや非VRゲームを楽しめます。

実装されたハンドトラッキング機能は「VRChat」や音楽ゲーム「Maestro VR」といった、同機能対応のVRゲームで使用可能。ポインター表示(手は出ない)ですが、「SteamVR」の各種メニュー画面もハンドトラッキングで操作できます。


(「VRChat」でのハンドトラッキング)


(指の動きはかなりスムーズ。「Virtual Desktop」と同じ感覚で動きます)


(SteamVRのメニューを開いた状態。青いポインターをハンドトラッキングで操作します)

アップデートでは「Steam Link」を使用中、「SteamVR」がMeta Quest Proのアイトラッキング(データ)をOpenXRに転送できるようになりました。同機能は、以前より「VRChat」をプレイ中に“動作”していましたが、今回の更新によって、他タイトルでも有効になった形です。

非VRゲームも遊べる

なお「Steam Link」では、Questのウィンドウ画面で通常の(非VR)ゲームを遊ぶこともできます。同モードを使用する場合は「Steam Link」起動時に、画面下側の“コントローラーボタン”を選択します。


(赤丸で囲んだ部分を選択すると、非VRゲームモードで起動)


(ダッシュボード画面)

非VRモードで起動すると、上記画像のようなSteamのダッシュボード画面が表示されます。今回はゲームテストとして、筆者が最近遊んでいる2Dアクションゲーム「ラスティッド・モス」を試しに起動しました。

起動すると、ダッシュボードだった画面がスクリーンになり、ゲームがプレイできます。テストをした限りでは、Meta Questのコントローラーではキャラクターが動かず、ゲームパッド(DualSense)を使用する必要がありました。

またスクリーンは、より巨大に設定することも可能です。この状態ではホーム画面の周囲が暗くなり、更にゲームに没入できるようになります。またホームメニューを起動すると、Webブラウザなどを開きながら「SteamLink」ゲームを遊ぶこともできます。



(ゲームしながらブラウザを表示すると、このような感じに)

(参考)UploadVR

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