Meta社は、同社が展開するMeta Questシリーズの利用年齢制限を、従来の13歳から10歳に引き下げることを発表しました。新しい年齢制限の規定は、2023年後半より適用される予定です。
6月現在、Questシリーズの対象年齢は13歳以上と規定されており「13歳に満たない場合、13歳以上の利用者と比べて怪我や悪影響のリスクが高く」なるという警告が、公式サイトに掲載されています。
Meta社は、新しい年齢規定の適用に合わせて保護者が管理できるアカウントの提供を開始する予定。同社によると、10歳、11歳、12歳のアカウントは、保護者がアカウントの開設を行う必要があるとのこと。
保護者は、“子供アカウント”で利用できるアプリやヘッドセットの利用時間を設定することができます。また同アカウントでは、国際年齢評価連合(IARC)などがレーティングした、対象年齢にマッチしたアプリのみがレコメンドされるそうです。
子供向けアカウントの作成後、利用者の年齢が13歳以上になった場合、同アカウントは「ティーンアカウント」に変化します。主なアカウント管理権限は子供側に移行しますが、保護者による制限(既存のペアレンタルコントロールを使用)もできます。また、アカウントはデフォルトでは非公開設定になるとのことです。
なおMeta社のメタバース「Horizon Worlds」については、規定の変更後も対象年齢は13歳以上のままとなります。
Meta社は、2023年秋にMeta Quest 3を発売する予定です。今回の年齢規定の変更は、より低い年齢層に同デバイスを販売することを目的としているのでは、と米メディアUploadVRは指摘しています。
(参考)UploadVR
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