Home » 【Meta Quest 3】コントローラーが軽い! 軽いぞ! 置くだけで便利な充電ドックの良かったポイント


Meta Quest 2023.10.23

【Meta Quest 3】コントローラーが軽い! 軽いぞ! 置くだけで便利な充電ドックの良かったポイント

2023年10月10日に発売されたMetaの新型VR/MRヘッドセット「Meta Quest 3」。VRヘッドセットとしても高性能でその進化を感じられるだけでなく、新たに搭載されたMR機能で周辺の環境を舞台にした新しい体験も可能です。発売後、期待を上回るデバイスの出来に、SNS上でも評価は上々、注目を集めています。

そんな大注目のQuest 3は、アクセサリーも過去一充実しています。今回はそんな中で、Quest 3を充電できる「Meta Quest 3 充電ドック」を開封レビューします。

置くだけで充電+ディスプレイにも最適な充電ドック

そもそもQuest 3は、ヘッドセット本体と両手に持つコントローラーで構成されています。ヘッドセットはUSbType-Cケーブルを側面に指して充電して使います。コントローラーは単3乾電池を換装して使用。細かい点ですが、この乾電池を覆うカバーが前世代機のQuest 2では固くて取り外しにくかったのですが、Quest 3ではワンタッチではずれるように。全体的に使い勝手が向上しています……が、やはりヘッドセット本体は充電して、コントローラーのために乾電池を用意して……と、ひと手間ふた手間かかってしまうのも事実。

そこでQuest 3をさらにスムーズに使えるようになるのがこの「Meta Quest 3 充電ドック」です。ヘッドセットもコントローラーもこの台に置くだけで充電できます。さらに見た目もすっきりして、インテリアになじみそうなデザイン。使わないときはこのドックに置いておけば、一石二鳥です。

いざ開封

ドック自体が横長なので細長いパッケージに入っています。

内容物一式。充電ドックと充電式コントローラーバッテリー、充電ケーブル(2m)。

箱から取り出したところ。コントローラーを置く左右の台は固定。無線充電式です。ヘッドセット本体を置く台は、3点端子での接触式。実は台座が前後に動くようになっています。これはヘッドセット自体がカスタマイズ可能で、エリートストラップなど様々な重心バランスになるので、「ちょうど収まるところ」が変わるからだと考えられます。

裏側は滑らない素材でしっかりとコーティング。「うっかり設置場所から滑り落ちてしまった」なんてことはないように、しっかりホールドされます。Metaのロゴがさりげなく見えますね。

充電用の端子は、USB Type-C1つのみ。こちらを電源に差し込んでおきます。必要電力量は18W以上、推奨45Wです。

無線充電を可能にするバッテリーの秘密

充電ドック本体の次はコントローラー用のバッテリーを詳しく見ていきましょう。「Meta Quest 3 充電ドック」では、コントローラーは無線充電となるため、乾電池を入れる場所に無線充電用のバッテリーを換装します。

円筒形の乾電池に対して、独特な形状の充電式バッテリー。

裏側には、ヘッドセットの充電と同じ、3点の端子があります。

充電ドック用に元々コントローラの電池ホルダーにも3点端子が備わっています。

形状が異なっていても入れ方は同じ。電池ホルダーのカバーをはずして、カチッとはめます。

これでコントローラーを充電ドックの台に置くだけで充電できるようになります。

コントローラーは横倒しにすると収まりがよくなります。

と、ここまででレビューは終わりですが、実際に充電ドックを準備してQuest 3を遊んでいるときに偶然気づいたことがあります。それが「充電式バッテリーのほうが軽い」ということ。

乾電池の種類によっても異なると思いますが、少なくともQuest 3に標準搭載されているバッテリーよりも軽く、コントローラーの総重量が8%ほど軽くなりました。これはQuest シリーズのコントローラーとしては最軽量で、手に持ったときに「軽いかも」と思えるくらいには軽くなります。より快適なVR体験を求める人には嬉しいメリットと言えるでしょう。

Questシリーズのコントローラの重さ一覧(実測値)

Quest 2+乾電池 Quest 2+充電式バッテリー
(Anker)
Quest Pro Quest 3+乾電池 Quest 3+充電式バッテリー
151g 156g 166g 125g 116g

いいところずくめな充電ドックのネックは…

置くだけで充電できる便利さ! スタイリッシュな外見! コントローラーの軽さ! と、いいところづくめなレビューをしてきましたが、気になる点が2つ。

まず1つは電池が切れたときにプレイが途切れること。充電式の宿命ですが、プレイをしているときに電池残量がなくなってしまうと、充電する間待たないといけないので、プレイが止まります。乾電池を使っている場合は、別の乾電池に入れ替えればすぐに使える点はメリットです。

しかし、この点は連続駆動時間にもよります。VRヘッドセットの駆動時間は用途にもよりますが、2~3時間。もともとQuest 3のコントローラーの稼働時間は20時間以上。充電式の場合は「さらに伸びる」とのことで、使わない間に充電ドックに置いておくことに注意すればあまり心配は必要ないかもしれません。

Quest 3公式サイトに掲載されているヘッドセットのバッテリー駆動時間
最大使用可能時間は平均2.2時間
ゲーム: 使用可能時間は平均2.4時間
ソーシャル: 使用可能時間は平均2.2時間
プロダクティビティ: 使用可能時間は平均1.5時間
メディア: 使用可能時間は平均2.9時間
バッテリーを使用する多くのデバイスと同様に、バッテリー駆動時間は、デバイスの設定、使用状況、バッテリー使用年数、Bluetoothの使用、ワイヤレス環境など、さまざまな要因によって決まります。

もう1つの気になる点は、よりクリティカルかもしれません。それは19,580円(税込)というお値段。Quest 3本体が74,800円(税込)からということで、合わせて10万円近くなります。

充電ドック専用の充電式バッテリー単体でも10,560円(税込)となかなかのお値段。

価格を気にしないならマストバイとも言える充電ドック。今後より安価なサードパーティ製が登場する可能性もありますが、外見やバッテリーの軽さなど、公式ならではのこだわりポイントが詰まっているように感じました。

公式販売サイトはこちら


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード