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投資 2022.02.23

没入型学習エコシステムのTalespinが2,000万ドル調達、アクセンチュアのベンチャーキャピタルも出資

XRを活用した学習システムを開発・提供するスタートアップTalespinが、シリーズCで2,000万ドル(約22億9,000万円)の資金調達を実施しました。

本調達はSEEK InvestmentsとAllomer Capitalが共同で資金調達ラウンドをリードしたほか、Pearson Ventures、Accenture Ventures、Go1、Sony Innovation Fundなどが新たに加わっています。

イマーシブな学習プラットフォームを展開

Talespinは、ノーコード没入型学習コンテンツ作成ツール「CoPilot Designer」をはじめとした、イマーシブな学習プラットフォームを展開している企業です。同社のプラットフォームは、3Dアバターと仮想空間を用いた、会話スキルの練習や仕事のシミュレーションによって高い学習効果をもたらすほか、従来であれば多くのコストを要したイマーシブな学習コンテンツの制作を数日で実現するとのこと。

今回の資金調達に対し、Talespinの共同創設者兼最高経営責任者のKyle Jackson氏は、「新しい資金調達と投資家との関係により、このプラットフォームをさらに拡大し、メタバースにおける学習という当社の幅広いビジョンを実現することができます」と説明しました。

「急成長を遂げている分野に参加する理想的な立場」

VR関連企業への投資の流れは年々加速しています。今回資金調達に加わったアクセンチュアを例にすれば、昨年に6万台のMeta Quest 2を導入し新入社員のトレーニングに活用するなど、XRの活用に関心を寄せている企業の一つです。今回のTalespinへの投資も、そうした関心に端を発するものと思われます。

Accenture Venturesのマネージングディレクター、Tom Lounibos氏は「イマーシブな学習や拡張現実、メタバースへの関心が高まる中、Talespinは学習と空間コンピューティングの融合という、急成長を遂げている2つの分野に資本参加する理想的な立場にあります」とコメントしています。

(参考)プレスリリースXR TODAY


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