インドに拠点を置くAR企業Avataarは、シリーズBで4,500万ドル(約52億円)を調達しました。同社はARで商品を試し置きできるシステムを開発・提供し、消費者の購買体験向上を図っています。
今回のラウンドはTiger Globalが主導し、既存の投資家であるSequoia Capital Indiaが参加しました。Avataarは、創業者兼最高経営責任者が初期に融資したものも含め、すべての資金調達ラウンドで約5,550万ドル(約64億円)を調達しています。
3Dで家具などを設置した際のイメージを確認できるサービスを開発
Avataarのシステムを組み込んだサービスでは、消費者はスマートフォンのカメラを使って、自宅から商品の実際のサイズや、設置した際のイメージを確認できます。表示される3Dモデルは眺めるだけでなく、開発者がインタラクティブな機能を設定することで、例えば冷蔵庫のドアを開けたり閉めたりといった操作も可能になります。
AvataarのCEOであるSravanth Aluru氏は、「家具や大型家電などのカテゴリーでトップ2のeコマース・マーケットプレイスを含む、数多くの企業とAvataarは現在提携しています」「私たちのサービスは、現在ほとんどのプラットフォームに統合することが可能です。もし大規模サービスで3Dモデルを見ているならば、それは私たちが提供したものである可能性が高いでしょう」とコメントしました。
(参考)TechCrunch