写真共有アプリ「スナップチャット」で知られるSnapと、高画質ビデオアプリ「Camo」を開発するReincubateが提携を発表しました。10月28日にリリースされた「Camo 1.5」ではSnapによるAR機能が搭載され、Camoでライブストリーミングやビデオ会議を行う際に、様々なARレンズ(フィルター)を利用可能になります。
ロンドンを拠点とするReincubateは2008年設立。同社が開発する「Camo」は、スマートフォンのカメラを利用して、高品質のビデオ通話ができるようにするアプリです。出力左記としてはZoomやMeet、Teams、Skypeなどがサポートされています。
今回リリースされたCamo 1.5では、新しいAR機能を無料、かつ無制限に利用できます。Camo StudioでARレンズを選択することができ、12個のレンズが含まれています。例えば顔や手を絵文字にすることで、感情や反応を示す視覚的な合図を明確に伝えるためのレンズや、スケッチ形式にしたり色数を減らすことでユーザーを表現するレンズがあります。
CamoのAR機能はiOSやmacOS、Windows向けに提供が開始されており、Androidへの対応は2021年後半に予定されています。また、Lens Creatorコミュニティの作品の収益化を支援する新しいツールも提供されます。
Reincubateは、「PCとMacのユーザーは、初めて高価なセットアップを必要とせずにAR技術を利用できるようになりました。ARの処理をスマートフォンに任せ、優れたカメラと特殊なプロセッサを活用し、よりスムーズで高速な体験を提供します」とコメントしています。
(参考)Reincubate Blog