グーグルは、2020年にスマートフォン向けVRプラットフォームDaydreamの終了に端を発し、2021年に入ってからもVR/AR向けの3D素材共有サイト「Poly」の閉鎖決定、お絵描きアプリ「Tilt Brush」のオープンソース化など、VRに関する取り組みを縮小しつつあります。
グーグル傘下のOwlchemy Labsはコメントを発表。VRゲームの開発を継続していることを明言しました。
Owlchemy Labsは、2010年に創業。「Job Simulator」や「Vacation Simulator」で知られるVRゲームスタジオです。2017年、グーグルに買収されました。代表作である「Job Simulator」は、2020年、累計販売本数が100万本を突破したことが報告されています。
今回の“開発継続”のアナウンスは、Owlchemy LabsのCEO、Devin Reimer氏がTwitter上で行いました。詳細は以下の通りです。
Reimer氏のコメント
「Tilt Brush」の発表(オープンソース化)から、Owlchemy Labsにも何か影響があるのではないかと、質問してきた方々がいました。何も変化はありません。我々は成長を続け、素晴らしいVRゲームを作って皆様にお届けし、またVR(の進化)もプッシュします。皆様に“次の大きなこと”を公表する時が、待ちきれません!
With Tilt Brush’s announcement some folks have asked if this changes anything at Owlchemy. It does not, we are continuing to grow, build awesome games for everyone, innovate and push VR forward! We also can’t wait to announce our next big thing!
— Devin Reimer (@DevinReimer) January 26, 2021
2021年1月現在、Owlchemy Labsが取り組んでいる新プロジェクトの詳細は、判明していません。米メディアUploadVRによれば、2020年夏に同メディアに対して、新作タイトルの開発が進行中と語ったとのこと。Owlchemy Labsからの正式な続報に期待です。
(参考)UploadVR