アメリカ・バージニア州ストラスバーグ警察署の警察官たちが、危機回避を目的としたVRトレーニングを開始しました。このVRトレーニングには3つのシナリオが存在。各シナリオは、不審な人物に対する声かけ、他警察官への応援の要請などが用意されています。
“犯人側”の視点に切り替えることも可能で、銃を突きつけられる感覚などを警察官が学ぶことも可能。自閉症など、特定の障害を有する人との接し方もトレーニングできます。
トレーニングコーディネーターのLonnie Conner警部補は、VRトレーニングについて以下のようにコメントしています。
(トレーニングは)参加者をまず警官の立場に置き、その後相手側の立場に置きます。“異なる視点”というわけです。これは危機回避を目的としているからであり、撃つ/撃たないではなく、危険なケースでも状況の把握を可能にし、対話を行うことが目的なのです。
ストラスバーグ警察署がVRトレーニングを導入できた背景には、「Edward Byrne Memorial Justice Assistance Grant」からの80,000ドル(約840万円)の提供があります。なお、実際にトレーニングを受講した警察官からは、ポジティブなフィードバックが得られているとのことです。
(参考)VRScout
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