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業界動向 2020.04.27

新型コロナで高まるVR/ARへの期待、アップルがAR関連の特許を申請 ー 週間振り返りVR/AR/MRニュース

「週間振り返りVR/AR/MRニュース」では、Mogura VR News / MoguLiveで掲載したニュースの中から見逃せない注目記事をピックアップ。読者の皆さんに、VR/AR/MRの最新情報をギュッと縮めてお届けします。

目次

1.新型コロナウィルス対策で高まるVR/ARへの期待(04.20)
2.アップルがAR関連で特許申請、体験のクオリティ向上図る?(04.22)
3.ARで作業を遠隔サポートする「TeamViewer」、アップデートで精度向上へ(04.21)
4.“自動車×VR”のHoloride、Oculus創業者や「アベンジャーズ」監督をアドバイザーに(04.20)
5.Magic Leapが大規模リストラを実施 新型コロナの影響大きく(04.23)
6.【Sponsored】店舗の丸ごと“バーチャル化”サービス 新型コロナ対策に(04.24)

新型コロナウィルス対策で高まるVR/ARへの期待(04.20)

テレワーク環境での作業効率を高める、産業向けVR/AR業務改善ツールが注目を集めています。本記事ではVR/ARを活用したテレワークの業務アシストやVR内での“アバター出勤”、ARショッピング、VRイベントスペースなどの事例について紹介しています。

【Topics】
・VR/AR領域は2023年には1,606億ドル(約17兆円)の市場規模に達するとの統計も
・VR/ARソリューションの開発・導入のご相談実績・資料ダウンロードはこちら

アップルがAR関連で特許申請、体験のクオリティ向上図る?(04.22)

アップルがAR関連の特許「分散補償が搭載された光学システム」を公開しました。「目の近くにバーチャルイメージの表示に関する特許」と説明されており、よりハイクオリティなAR体験を実現するためのものとみられます。

昨今アップルのエンジニアの求人募集やARグラス関連の特許出願や取得が相次いでいることから、アップルがARグラス開発を加速していると推測されています。

【Topics】
・分散補償デバイス搭載、光学反射デバイスも実装
・2019年音声関連の特許。2020年HMDレンズ位置自動調整システムの特許を出願
・先端ディスプレイ技術やAR/VRアプリ開発者の求人を募集

アップルのARグラス開発にまつわる特許はこちらにまとめています。

ARで作業を遠隔サポートする「TeamViewer」、アップデートで精度向上へ(04.21)

TeamViewer社が開発する遠隔作業支援アプリ「TeamViewerパイロット」がアップデートされ、LiDARを搭載した新型iPad Proにも対応しました。

LiDARスキャナーの深度情報によるARの空間認識機能の向上で、遠隔でもより正確な空間認識が可能となり、画面を共有しながらの作業指示がより高精度に行えます。

【Topics】
・Vuzix社のスマートグラス、RealWear社ARヘッドセット、iOS/Androidスマホにも対応
・利用やフリートライアルの申し込みはこちらから
・自動車修理、製造施設の保守などを想定。作業の効率化、現地へ赴く移動費の削減に

“自動車×VR”のHoloride、Oculus創業者や「アベンジャーズ」監督をアドバイザーに(04.20)

自動車向けVRコンテンツを制作するHoloride社は、新たに諮問委員会を立ち上げ、同委員会にOculusの創業者パルマー・ラッキー氏や、アベンジャーズの監督を務めたルッソ兄弟が参画しました。

同社はVR体験施設でのコンテンツ展開や、2021-2022年内に一般の自動車向けVR体験コンテンツのリリースを予定しており、VRやモビリティ業界関係者の意見を募ることでハイクオリティなコンテンツ制作を目指し、一般への普及を狙うものとみられます。

【Topics】
・自動車メーカーアウディ/ポルシェへの導入が進む
・センサーが走行中の車両の動きを検知。車両の加減速や方向転換の動きをVR内に反映
・2020年10月期間限定ライドアトラクション「Frankenstein VR」をハリウッドにて公開

独スタートアップHolorideに関する記事はこちらにあります。

Magic Leapが大規模リストラを実施 新型コロナの影響大きく(04.23)

2020年4月22日、Magic Leap社は、新型コロナウイルスの影響による大規模な人員削減を発表しました。同社は2019年11月JPモルガン・チェースに特許資産の譲渡や、2020年3月フェイスブックへの身売り検討といった憶測が飛び交い、同社の経営状況を不安視する声もあがっていました。

今後について同社は2021年発売予定の次世代デバイス「Magic Leap 2」のリリースや、法人向けビジネスを重視するとの方針を掲げています。

【Topics】
・5月以降NTTドコモが販売予定の「Magic Leap 1」への影響は不明(2020年4月23日現在)
・2018年よりMRデバイスの開発者版を発売。法人向けを中心に据える

「Magic Leap 1」を手がけるMagic Leap社の記事はこちらをご覧ください。

6.【Sponsored】店舗の丸ごと“バーチャル化”サービス 新型コロナ対策に(04.24)

新型コロナの影響でイベントの“バーチャル化”が進むなか、3DスキャンやVRなどを使い、店そのものを3Dスキャンする“バーチャル店舗”の存在感が増しています。

VR制作企業3DNestは、3Dスキャン技術を使い家具販売大手の大塚家具有明店をWeb上でバーチャルショールーム化。ドラッグストアやブランド店での「バーチャル店舗」化への技術提供をを進めています。

【Topics】
・独自開発した3Dスキャンカメラで空間を360度撮影
・100平方メートル面積を約30分で撮影。低コストで約一週間の短納期を実現
・撮影データに商品紹介や購入ページリンク、動画、テキストを追加可能


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