4月27日、株式会社ワン・トゥー・テン・デザインは、人体の3Dモデリングデータを自動で高速に生成するシステム「ANATOMe」の提供を開始しました。
「ANATOMe」は、スキャン後に生じる3Dモデリングデータのポリゴン欠損の修復作業を自動化することで、数分でデータを生成することを可能にしています。
スキャン後には、人体にある22箇所の関節を自動でセンサリングし、3Dモデルにモーションデータを適用することもできます。
生成したデータは、Unity、UnrealEngineなどのゲームエンジンで使用可能。また、WebGL技術でPCやスマートフォンのブラウザ上でも表示が可能。
ワン・トゥー・テン・デザインは、先月3月に行われた『ソードアート・オンライン ザ・ビギニング』の制作に携わっています。「ANATOMe」は『ソードアート・オンライン ザ・ビギニング』で用いられた3Dスキャンシステムと近しいものであることが思われます。
https://www.youtube.com/watch?v=FTo7xMiDQ8A
同社は、「ANATOMe」システムを核として、各種モーションセンサーと組み合わせ、VRコンテンツの開発を行っていくとのこと。3Dファッションコーディネートによるアパレル業界やスポーツイベント、音楽ライブ、さらに人間国宝の動作の記録など文化教育などの分野への展開を図っていくとしています。
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(参考)
株式会社ワン・トゥー・テン・ホールディングスのプレスリリース
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000016942.html
「ソードアート・オンライン ザ・ビギニング Sponsored by IBM」実現のカギを握ったシステムを完全解剖 – ソードアート・オンライン ザ・ビギニング Sponsored by IBM
http://www.mugendai-web.jp/vrmmo-project/archives/02.html