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AR/MR 2019.10.08

ARボードゲームが勢い止まらず、クラウドファンディングで1億円突破

アメリカのスタートアップTilt FiveKickstarterで行っている、ARを活用したボードゲーム制作のためのクラウドファンディングの調達額が、約1億1,000万円を突破しました。

同社のARボードゲームは専用のゲーム盤とARデバイス、そして杖型のコントローラーを使ってプレイするというもの。クラウドファンディングは2019年9月末に開始され、約4,800万円が目標額となっていましたが、10月8日現在は倍以上の額を集めています(10月28日終了予定)。

ARボードゲームについて

Tilt FiveのARボードゲームは2019年5月に発表され、その後開発が進められています。同社は「このプラットフォームは、プレイヤー側のロールに応じた様々なAR映像を表示できる」と説明。リモートプレイに対応しているほか、ゲームマスターが盤面を管理し、プレイヤー側に見せるコンテンツを調整することも可能であるとしています。

Tilt FiveのARグラスには「far-eye」プロジェクションが搭載されており、ARグラス側のプロジェクターがゲーム盤に映像を投射する仕組み。ゲーム盤以外の場所にはAR映像は表示されません。ARグラスは、外部の端末(PC、スマートフォン)に接続することで動作します。2019年9月現在、判明している対応デバイス(OS)はWindowsとAndroid、予約注文はKickstarterで300ドル(約32,000円)から行えます。出荷日は2020年半ばを予定。

開始初日に目標額を達成

米メディアUploadVRによれば、今回のクラウドファンディングは、開始初日に目標調達価格(約4,800万円)に達したとのこと。Tilt Fiveの前身企業castARは2013年、ARボードゲーム制作のクラウドファンディングを行い、約100万ドル(約1億円)を調達しました(最終的に製品化は断念)。今回の約1億1,000万円突破により、Tilt Fiveは過去のクラウドファンディングを上回る調達額を獲得した形となります。

(参考)UploadVR


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