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AR/MR 2019.08.21

“ARボードゲーム”のクラウドファンディングが登場、9月から開始予定

アメリカのスタートアップTilt Fiveは、ARを活用したボードゲームのためのクラウドファンディングを予定しています。同社は専用のゲーム盤とARデバイス、そして杖型のコントローラーを使って体験するARボードゲームを開発中。クラウドファンディングはKickStarterにて、2019年9月から行われます。

このプラットフォームで使用するARデバイスには「far-eye」プロジェクションが搭載されており、ARデバイス側のプロジェクターがゲーム盤に映像を投射する仕組み。ゲーム盤以外の場所にはAR映像は表示されません。

Tilt FiveのARボードゲーム向けプラットフォームは2019年5月に発表され、その後開発が進められています。同社は「このプラットフォームは、プレイヤー側のロールに応じた様々なAR映像を表示できる」と説明。リモートプレイに対応しているほか、ゲームマスターが盤面を管理し、プレイヤー側に見せるコンテンツを調整することも可能であるとしています。

ボードゲームの一大イベントGen Conで発表

今回のクラウドファンディング実施の発表は、先週(2019年8月第3週)アメリカで行われたボードゲームのイベントGen Conの壇上で行われました。これらのセットの価格は不明ですが、同社のCEOで共同創業者のJeri Ellsworth氏によれば、「ARグラスは、現行の一体型VRヘッドセットより安価になる予定」とのこと。ゲーム盤や杖型コントローラーの価格は判明していません。

Tilt FiveのARボードゲームプラットフォームとリモートプレイについて、Ellsworth氏は以下のようにコメントしています。

(プレイするにあたって)友人たちと毎回集まり遊ぶというのは私にとって難しい問題です。特に4~5人の面々を集めようと思った時には。

私が望んでいるのは、気軽に(友人に)連絡し「さっさと電源立ち上げて遊ぼうよ」と言える、あるいは新しい作品を遊びたいときはや友人が集まらなかった際、ロビーで他人を気軽に誘いってリモートプレイできる環境です。

(参考)Next Reality


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