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テック 2015.12.19

2030年の火星有人探索をVRで。NASAとメディア企業FUSION社の試み

NASA(アメリカ航空宇宙局)は、 ディズニー-ABC Television Group と Univision社が出資するメディア企業FUSION社と提携し、火星に最初に降り立つ宇宙飛行士の体験をVRで提供することを目指しています。

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NASAは、研究者との協力の下、有人探索への理解を喚起するため、この「2030年の火星探索VR体験」に取り組んでいます。
同氏によると、宇宙服を着て火星を探索するなどの船外活動が体験できるとのこと。現在開発中のプロトタイプでは、NASAの科学者が考える火星の内部環境も探索できるとしています。

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開発チームでは、火星の探索体験をVRで複数人が同時に味わえるマルチプレイヤー機能の開発も進めており、世代を問わず科学を学ぶ良い機会になるのではと考えています。

「今日、文字やビデオ以上のことがメディアに期待されつつあります。そこで、革新的なVR技術を使った火星探索体験を届ける準備を始めました。」と、FUSION社のDaniel Eilemberg氏は語っています。

Oculus Rift、Google Cardboard (Android、iPhone)、Gear VRでの一般公開は、2016年の夏ごろを予定しています。
また、3月にテキサス州で開催されるSXSWでは、16日~18日にかけてデモが展示されます。

(参考)
NASA is Creating a Virtual Reality Mission to Mars, The Mars 2030 Experience(英語)
http://www.roadtovr.com/nasa-creating-virtual-reality-mission-mars-mars-2030-experience/


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