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活用事例 2016.08.10

VRストリーミングのNextVR、ソフトバンク等から8,000万ドルの資金調達

VR向けのストリーミング配信を行うNextVRはシリーズBとして8,000万ドル(約80億円)の資金調達を実施しました。

NextVR

NextVRは2015年11月にシリーズAにて3,050万ドルの資金調達を行いました。今回のシリーズBには、中国のCITIC、日本のソフトバンクなどが参加し、タイム・ワーナーなど過去に同社に投資したファンドも再度参加しています。

NextVRは、創業期、シリーズAと合わせると総額1億1,600万ドル(約116億円)の資金調達を行ったことになり、VR向けの映像作品を制作しているJaunt社の資金調達規模と並び最も資金調達を行ったVR関連のスタートアップとなります。

世界各地の音楽ライブ、スポーツを押さえつつあるNextVR

NextVRは、音楽ライブやスポーツなどの360度生中継を行う技術を有しています。これまでもゴルフのUSオープンを皮切りにサッカーのインターナショナル・チャンピオン・カップなどのVR中継を行ってきたほか、世界的なイベントプロモーターであるライブ・ネーションとも業務提携を行っています。

「この新たな投資を受けて、我々はスポーツや音楽のライブを提供し、世界で最大規模のファンたちのニーズを満たすようなVR配信プラットフォームを作り上げます。アジアの投資家からも支援いただくことで、中国、韓国、日本からも国際的なコンテンツを配信していきます」とNextVRのブラッド・アレン会長は述べています。

NextVRは、2009年に創業。VR向けのストリーミング配信に関する36の特許を保有しているとのこと。今回の投資を受けて、さらにどのようなイベントの放映権を獲得してくのか、注目が集まります。

(参考)
NextVR Raises Huge $80 Million Investment Round For Live Streaming Sports – UPLOAD
http://uploadvr.com/nextvr-raises-80-million-live-streaming-sports/

※米UploadVRはMogura VRとパートナーシップを結んでいます。


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