注文前に、食べ物の大きさや盛り付けを現実に表示して確認

ARでメニューにある食べ物を現実世界に表示する『KabaQ』が、2017年秋頃にiPhoneとiPadに搭載予定のAR機能に対応予定です。すでに同アプリはiOS版とAndroid版が配信されていますが、現在iPhoneやiPad用のAR機能開発ツールARKitを使用して新たにアプリを開発しています。(Android版は2017年8月時点で日本では利用不可)

https://www.youtube.com/watch?v=raH-BB2tkd0

レストランやオンラインのオーダーで、実物を見てみると思ったよりも小さかったり、盛り付けがイメージと違ったりということがあります。KabaQは注文前の料理をARで現実世界に再現するアプリです。料理をズームしたり回転したりすることで、大きさや盛り付けの把握に役立ちます。実物に近い料理の映像とおすすめのドリンクやサイドディッシュを表示することで、注文数の増加に貢献することを目的としています。

机の上に注文したい料理が表示されるARアプリ


KabaQを開発するGlimpse社は、ARKitで開発したコンテンツの一部をYouTubeに公開しています。料理は回転できるので全体像を確認可能です。


料理に近づくことで細部まで確認できます。クリームに混ざっている材料までリアルに再現されています。


こちらはすでに配信されているARKitで開発されていないiOS版KabaQです。まずはレストラン選択画面が開きます。


レストランを選択したらメニューを選びます。値段も一緒に記載されているので、実際に注文するときは便利なのではないでしょうか。


AR空間で料理を表示する画面です。右下のPLACEを押すと料理を表示することができます。料理を細部まで見ることができましたが、壁と床の境目が曖昧な場所だと表示が安定しないこともありました。ARKitで開発したアプリはiOSに最適化して、さらに精度の高いAR体験ができるのではないかと期待が高まります。

Glimpse社はKabaQを注文時に活用するだけでなく、プレゼンテーションや料理本への活用も提案しています。将来的にはKabaQを3D食品データベースとして育てていくことが目標とのことです。

ARKitとは

2017年秋にiOS11のアップデートと同時に、iPhoneとiPadのAR機能が提供されます。iOS版のAR機能を開発ツールを「ARKit」といって、壁と床を認識してAR空間で物体を机などに置くことを可能にします。光の当たり方を認識して、影の動きも再現可能です。

現在、多くの開発者がARKitを使ったデモコンテンツの開発に取り組んでいます。

(参考)
phone Area / Apple’s ARKit could change the way we order food, make restaurant menus a thing of the past-(英語)
https://www.phonearena.com/news/Apples-ARkit-could-change-the-way-we-order-food-make-restaurant-menus-a-thing-of-the-past_id97500

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この記事を書いた人

  • IT・テック系を中心にライター兼翻訳者として活動。ゲーム翻訳にも携わっています。エンタメや医療などさまざまな分野で存在感を増すVR・ARに興味津々です。特に身近なモバイルVRのこれからに注目しています。