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活用事例 2016.10.04

お年寄りに360度動画で世界旅行を クラウドファンディングが開始

クラウドファンディングプラットフォームの「READYFOR」にて、外出ができない高齢者の方々向けに、360度動画・静止画による疑似的な世界一周旅行を楽しんでもらうプロジェクトが開始されました。

本プロジェクトの発起人は、都内の介護予防デイサービスでお年寄りにリハビリ指導を行う登嶋健太氏。プロジェクトは2014年に第1回が実施されました。

第2回となる今回は「旅行体験をしたいけど、VR映像を観るまでにたどり着けない」という、スマホ操作に慣れていない現場スタッフの声がきっかけのひとつとのこと。ハコスコ社と協力し、スマートフォン向けVRデバイスを使用した、誰でも簡単にVR体験できるコンテンツの制作を目指す予定です。

制作するコンテンツの内容は、世界各国の風景を撮影した360動画・静止画を使用し、それをVRデバイスで視聴することで、擬似的な世界一周旅行を楽しんでもらうというもの。コンテンツに使用する映像素材については、2016年9月より登嶋氏が日本縦断とヨーロッパ縦断を進めており、現地で撮影したものが使用されます。
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なお、プロジェクトの第1回においては、国内と海外21カ国を撮影した映像素材を使用して、同じく世界旅行をお年寄りに楽しんでもらったとのこと。アメリカの日系老人ホームでは、故郷である日本への「VR里帰り」も実現できたそうです。

登嶋氏は本プロジェクトに関して、“「VR体験させたい」「福祉現場に取り入れたい」と思う人たちの初めの一歩を手助けできるくらいの、誰でも簡単につかえるVRコンテンツを作りたい”と語っています。

(参考)
【第2弾】その場にいるようなVR映像でお年寄りに海外旅行体験を
https://readyfor.jp/projects/9837


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