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投資 2023.08.21

韓国メタバース「ZEPETO」のWeb3事業が1,300万ドルを調達、前澤友作氏のファンド等から

韓国のメタバースプラットフォーム「ZEPETO」運営会社のNAVER Zは、Web3プラットフォーム「ZTX(ZepetoX)」に対してベンチャーキャピタルなどから1,300万ドル(約19億円)の資金調達を行いました。

報道によれば、今回の資金調達はJump Cryptoが主導し、「Collab+Currency」「Parataxis」「Everest Ventures Group」などが出資したほか、事業家の前澤友作氏が設立した「MZ Web3 Fund」も参加しました。ZEPETO事業代表のRicky Kang氏は、TikTokやInstagramに言及しながら(ZTXが)「最初のアバター中心的なソーシャルネットワークになる」と述べています。

NAVER ZのWeb3・メタバースプロジェクト

2018年にローンチした「ZEPETO」は、2,000万人以上のMAU(月間アクティブユーザー数)と25億以上のアイテム流通数を誇り、アジア最大のメタバースプラットフォームと目されています。今回資金調達を行った「ZTX」は、この「ZEPETO」のWeb3版とも言えるものです。

ZTX財団が公表したライトペーパーによれば、「ZTX」はユーザーがデジタルコンテンツを制作・使用・売買できる没入型の3Dオープンワールド構想です。ワールド内でゲームや社交が楽しめるほか、ワールド内通貨「ZTX」を用いた経済活動も行えます。

さらにユーザーは、「Districs」と呼ばれるDAO(ブロックチェーンを基盤にした分散型自律組織)に参加でき、テーマ別の「Districs」でアバターやアイテム、メンバーシップなどにNFT(非代替トークン)を発行し、暗号通貨で売買できるとしています。

「ZTX」の開発は、Jump CryptoとZEPETOが2022年末に立ち上げたZTX財団が主導しています。2023年7月にプライベートβテストを行ったあと、NFTプロジェクト運営の「Dust Labs」との共同で、「Partner Wearables」を行ったとしています。また、8月中にワールド内の住宅アセットと居住権を販売する「Genesis Home Mint」を初開催するとのことです。

(参考)decyptZTX(1)ZTX(2)


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