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投資 2024.01.31

グラス型デバイスのXREAL、6,000万ドルを資金調達。ARグラスの生産体制強化へ

1月29日、グラス型デバイスを開発する中国XREALは、6,000万ドル(約88.6億円、2024年1月31日時点)の資金調達を発表しました。これにより、XREALの調達総額は3億ドルに達しました。調達した資金は、ARグラスの生産体制強化に充てられる見通しです。なお、調達元は非公開となっています。

人気グラス型デバイスメーカー、AR市場での地位強化図る

XREALは2019年、スマートフォン等と接続して使うARグラス「Nreal Light(現XREAL Light)」を発売。2022年には空間認識機能をカットしたグラス型ディスプレイ「XREAL Air」を発売し、グローバルで10万台以上を販売するヒットとなりました。2023年には後継機種にあたる「XREAL Air 2」「XREAL Air 2 Pro」等がリリースされています。2024年には“空間コンピューティングデバイス”として「XREAL Air 2 Ultra」を発表、着々とその存在感を強めています。


(最新機種となる「XREAL Air 2 Ultra」。2019年に発売した「Nreal Light」の実質的な後継機であり、空間認識や6DoFのトラッキング機能を搭載している。各種センサー等の性能が大きく向上した)

XREALは今回の資金調達に際し、CEO兼ファウンダーのシュウ・チー氏は、「今回の資金調達ラウンドは、世界のAR市場における当社の地位を強化し、拡大目標を急速に進展させ、信頼できる資金調達パートナーからの強固なコミットメントを示しています」とし、同社の今後の展望を語りました。

(参考)XREAL


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