XRコンソーシアム(XRC)は、イベント「XRクリエイティブアワード 2023」のファイナリストを発表しました。法人部門で5組、個人部門で2組、学生部門で4組の合計11組が選出されています。12月21日と22日には、XR/メタバースがテーマのカンファレンス「XR Kaigi 2023」にて、体験展示や授賞式、懇親会が開催されます。また、授賞式はXRCのYouTubeチャンネルで配信される予定です。
XRやメタバースのクリエイター発掘アワード、今年は11組が選出
XRクリエイティブアワードは、VR/AR業界を牽引する新たな作品やクリエイターを発掘し、認知度の向上や活動の支援を目的としたイベントです。審査員には、XR(VR/AR/MR)、アカデミア、テクノロジー、アートの第一線で活躍しているメンバーや、2023年から新体制となったXRコンソーシアムの理事・監事が参加。2023年は、ゲスト審査員としてマイクロソフト社の千代田まど(ちょまど)氏、Appleの開発者会議WWDCでStudentAwardを獲得した仲田梨緒氏が加わっています。
ファイナリストの作品の体験展示は国内最大級のXR/メタバース業界カンファレンス「XR Kaigi 2023」内で実施され、来場者はファイナリストの作品を実際に体験できます。
体験展示が行われるXR Kaigi 2023の「エキスポ」に入場するためには、「XR Kaigi 2023」のチケットが必要です。加えて、現地の授賞式・懇親会への参加にはXRクリエイティブアワードのチケットが必要です。ただし、体験展示に参加せず、授賞式・懇親会にのみ参加する場合、「XR Kaigi 2023」のチケットを購入する必要はありません。
法人部門: 5組
法人部門からはVR医療教育用ソフトウェア「EVR」、位置情報を活用した謎解きゲーム「Urban Legend Hunters 2: Doppelgänger」、VRプロジェクタ技術「Portalgraph」、警察向けVRトレーニング「Smart XR Police Training System」、AI×VTuberアシスタントの「AI Amaze : An AI assistant that provides spot on service!」が選出されました。
個人部門: 2組
個人部門からは、ソーシャルVRプラットフォーム「VRChat」や「Cluster」上に開設されたVR酔い克服トレーニングワールド・集会イベント「VR酔い訓練集会」、深海散策や“ホタルイカ体験”ができる「VRホタルイカ -DIVE-」が選出されました。
学生部門: 4組
学生部門からは、“壊れたロボットアバター”となり自ら回路やパーツを修理・編集・再構築する体験「Mechanical Brain Hacking」、VRボクシングシステム「MovableBag+」、VRコンテンツと電球照明を連動させ、熱を体感する「RadiantVR: Immersive Heat Experience」、「ChatGPT」や「Whisper AI」「Stable Diffusion」を使用して会話内容をVR空間内の環境に反映させる「Conversation Echo」が選出されました。
XRクリエイティブアワードのファイナリスト作品は、こちらのWebサイトで閲覧できます。
(参考)XRコンソーシアム