「XR Kaigi 2021」講演紹介 第9回: 集英社、MyDearest、面白法人カヤック、GATARI、ピクシブ、バーチャルキャスト、パーフェクト

株式会社Moguraは、VR/AR/MRカンファレンス「XR Kaigi 2021」を2021年11月15日から17日までオンラインで、25日から26日までオフラインで開催します。チケットは11月17日まで購入可能です。

「XR Kaigi」は「つながり、共有し、高め合う」を目的として、XRという新たな領域に挑戦する開発者・クリエイター同士がコミュニケーションをとり、ノウハウを共有し、そして来るべき未来に向けて、業界全体で盛り上がるイベントです。2019年の第1回、2020年に完全オンラインでの第2回と、業界の成長とともに毎年開催してきました。

第3回となる2021年のXR Kaigiは、新たなイベントの形に挑戦。オンライン上で展開される「XR Kaigi Online」とオフラインで展開される「XR Matsuri」、2つのイベントを併催する“ハイブリッド型”イベントとして開催されます。

Mogura VR Newsでは、数回に分けて「XR Kaigi Online」の登壇者情報、ならびに講演内容を紹介します。第9回は集英社、MyDearest、面白法人カヤック、GATARI、ピクシブ、バーチャルキャスト、パーフェクトの7つです。(※いずれも、各登壇者・企業・組織より提出いただいたものをそのまま掲載しています)

株式会社集英社: 集英社XRとTHINK AND SENSEによるARDKを活用した新しいメディア創造とビジネス展開

登壇者:
株式会社 集英社 新規事業開発部 XR事業開発課 課長 稲生 晋之 氏
株式会社ティーアンドエス 取締役 THINK AND SENSE部 部長 / クリエイティブレーベルnor所属 松山 周平 氏
株式会社ティーアンドエス 代表取締役社長 THINK AND SENSE プロデューサー 稲葉 繁樹 氏

講演内容:
集英社XRとTHINK AND SENSEの取組みをご紹介致します。

MyDearest株式会社: 『ALTDEUS: Beyond Chronos』におけるマルチプラットフォーム向けコントローラーの対応

登壇者:
MyDearest株式会社 エンジニア 中地 功貴 氏

講演内容:
VRタイトル『ALTDEUS: Beyond Chronos』ではOculus Quest/Rift, SteamVR, PlayStationと複数のプラットフォームで遊ぶことができますが、それぞれ異なるデバイスへの対応を行う必要がありました。本セッションではプラットフォームSDKの共通化とコントローラー対応に焦点を当てて、エンジニアリングとゲームデザインの視点からプラクティスを紹介します。後半ではVR専用ではないゲームパット型のコントローラーの対応についてもお話します。

面白法人カヤック: 『ソードアート・オンライン -エクスクロニクル- Online Edition』VRシステムについて

登壇者:
面白法人カヤック 面白コンテンツ事業部 クリエイティブ・ディレクター / プロデューサー / 映像作家 / カヤックアキバスタジオCXO 天野 清之 氏
株式会社ソニー・ミュージックソリューションズ マーケティング戦略本部 マーケティング戦略オフィス チーフプロデューサー 松平 恒幸 氏

講演内容:
2019年に東京、2020年に京都で開催された展示イベント「ソードアート・オンライン -エクスクロニクル-」を、バーチャル空間で体験できるよう再構築したオンラインイベント。 本イベントは、2021年11月に開催予定です。昨年テスト開催された「ソードアート・オンライン Synthesis -The Period of Alicization Project-」のシステムを一新し、よりオンラインで楽しめる空間へと進化させました。 「ソードアート・オンライン Synthesis -The Period of Alicization Project-」のVRChatでのイベントを比較対象に、『ソードアート・オンライン -エクスクロニクル- Online Edition』について解説。 また、技術的・演出的なポイントなどを技術的な側面も踏まえてお話いたします。

GATARI Inc.: 耳から始めるMixed Reality実現への道筋

登壇者:
GATARI Inc. 代表取締役CEO 竹下 俊一 氏

講演内容:
Mixed Realityの実現に当たってデバイスの外部環境は大きな影響力を持ちます。ARグラスに先駆けて、既に普及しているヒアラブルデバイスを活用しながらMixed Relaity社会実現を目指すアプローチについて紹介します。

ピクシブ株式会社: メタバース人生を楽しむたったひとつの冴えたやり方 ～好きを楽しむ趣味人(ホビイスト)になろう～

登壇者:
ピクシブ株式会社 VRoidプロジェクト マーケティングマネージャー 伊藤 彰宏

講演内容:
誰もが自分の3Dアバターを持ち、3Dモデルを使った創作活動やVR/AR空間でのコミュニケーションを楽しめる環境を多くの人に届けることを目的とした、ピクシブ株式会社による3Dアバタープロジェクト。それがVRoidプロジェクトです。  VRoidプロジェクトは、2018年にリリースされた絵を描くようにアバターが作れる”3Dモデリングツール『VRoid Studio』ベータ版からスタートしました。その後、3Dモデルを投稿し各種VR/ARサービスやゲーム内で共通アバターとして利用できるサービス『VRoid Hub』や、手軽にアバターを作り写真撮影が楽しめるカメラアプリ『VRoidモバイル』をリリースし、本年にはついに、みなさまのあたたかい応援により、VRoid Studio正式版をリリースする運びとなりました。  本登壇のターゲットは、アバター・キャラクターの世界を通じて、明日からhobyist(創作を楽しむ趣味人)として日々を豊かに・楽しく過ごしてみたい、と考える方すべてがターゲットです。  正式版VRoid Studioの機能紹介や、ユーザーデータから見るVRoidの海外シーンについてのご紹介、そしてさまざまな業界やジャンルで活用されるVRoidについて、VRoidプロジェクトの企画プロデューサーであり、本人もさまざまなイベント施策を自身のアバターの姿で実施してきたitopoid自らご紹介させていただきます。

株式会社バーチャルキャスト: 『3Dアバターファイルフォーマット』 VRM バージョン1.0の勘所

登壇者:
株式会社バーチャルキャスト        取締役CTO 岩城 進之介 氏

講演内容:
VRMバージョン1.0仕様βが公開されました。仕様のポイント、対応UniVRMを組み込む際のポイントなどVRM1.0にまつわる勘所を解説します。

パーフェクト株式会社: AIとARを用いた美容業界のDX

登壇者:
パーフェクト株式会社 営業・ディレクター 中川 良子 氏

講演内容:
2021年、コロナ禍を経て美容業界ではAIおよびARの導入が加速しました。消費者の購買動向も変化し、作り手である企業の思いだけでは商品やサービスは受け入れられず、消費者のニーズや行動をよく分析したうえでコミュニケーションをすることがますます重要になってきました。いまやDX（デジタルトランスフォーメーション）によるビジネスの変革は、企業経営の重要課題の一つとなりつつあります。最新テクノロジーを使い、より良いUX（ユーザー体験）を消費者に届けるにはどうすればいいのか。最新技術との正しい向き合い方について、事例と共に解説していきます。

XR Kaigi 開催概要