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業界動向 2023.07.14

「XRクリエイティブアワード2023」応募受付スタート! 最終候補は「XR Kaigi 2023」で体験展示、今年は台湾からも選出

一般社団法人XRコンソーシアムが「未来を逆算しよう」をテーマに「XRクリエイティブアワード 2023」の作品募集を開始しました。今年は「XR Golden Awards」(台湾)受賞作も選考対象に加わります。

9回目の開催、最終候補は「XR Kaigi」で体験できる

XRクリエイティブアワードは、VR/AR業界を牽引する作品やクリエイターの発掘および認知度向上や活動支援を目的としたイベントです。2015年から毎年開催され、例年ファイナリストの作品は「XR Kaigi」で体験展示が行われます。

昨年は「Create Everything〜何でもつくろう~」というテーマで開催され、85の応募作品から13作品がファイナリストに選出。今谷真太郎「ARコミック『壁』」(大賞)、山本大「BLOCKVROCK」(法人部門)、天雲陽・清水岳「XRクラブイベント『シュッとしとるヤツ』」(個人部門)、今井建人「XRAYHEAD」(学生部門)が入賞しました。

あらゆる作品・コンテンツ・アプリケーション・プロジェクトが募集対象です。ゲーム・エンターテイメント・建築・教育・アート・サイエンスなど、産業分野の制限もありません。XRヘッドセット等を着用せずに体験できる作品も応募できます。「VRChat」「cluster」「NeosVR」「Roblox」「STYLY」などに作られたバーチャル空間(メタバース)も受け付けています。

「未来を逆算しよう」をテーマに台湾からも候補選出

本年のテーマは「未来を逆算しよう」。対象作品は2022~2023年に制作されたVR/AR/MR作品です。ファイナリスト約10組の作品は、12月21日~22日に開催される「XR Kaigi 2023」(会場:東京都立産業貿易センター浜松町館)で体験できます。授賞イベントは2022年12月21日に現地にて実施され、YouTubeでのライブ配信も予定されています。

さらに今回は、台湾のXR業界団体「TAVAR」との連携が行われます。TAVARが開催する台湾国内のXRに関するアワード「XR Golden Awards」の受賞作品約10組が二次審査から加わるほか、大賞に選出された2組はXRクリエイティブアワードのファイナリストとなります。XR Kaigi 2023での体験展示には台湾からの作品も展示されます。

開催に向けたコメント(代表理事:藤井直敬)

未来の作り方には大きく2種類ある。一つは、最終的なゴールが定まらないまま日々の積み上げで作るやり方。もう一つは、明確なゴールをイメージし、ゴールから逆算してゴールに向かう方法。どちらの方法も利点があるけれど、XRのように複合的な技術融合の結果に出来上がるものは、最終形を決めてからでなければ迷走し目的がわからなくなる。

確かな未来に必要なのは明確なゴールを設定して逆算することだ。これまでのXR開発はゴール設定が難しいロングショットにならざるを得なかった。しかし、過去10年の蓄積により、今なら世界を大きく変えるXRの最初のゴールが見えてきているのではないか。そのゴールへ向かって逆算しながら一歩一歩近づいている、そんな未来に繋がる作品を募集する。

応募概要

募集〆切 2023年9月15日(金)23:59まで
応募方法 公式サイトにて受付
対象作品 2022年~2023年に制作されたVR/AR/MR作品
※体験形態は問わず、ヘッドセット等を着用しないものでも可
※「VRChat」、「cluster」、「NeosVR」、「Roblox」、「STYLY」など各種プラットフォーム上に作られたバーチャル空間(メタバース)も応募対象
※ゲーム・エンターテイメント・産業活用・建築・教育・アート・サイエンスなど、XRを使ったあらゆる作品・コンテンツ・アプリケーション・プロジェクトも対象
選考スケジュール 9/18頃 一次審査結果発表
10/10頃 二次審査結果・ファイナリスト発表
12/21 デモ審査、最終審査結果発表・授賞式
12/21~22 デモ一般展示
賞金 大賞 ×1: 50万円
法人部門 ×1: 20万円
個人部門 ×1: 20万円
学生部門 ×1: 20万円(※代表が現役学生かどうか応募時に確認)
スポンサー賞(スポンサーがついた場合:10万円+α)
審査員 ・藤井直敬氏(ハコスコ代表取締役CSO、デジタルハリウッド大学大学院卓越教授兼学長補佐、東北大学特任教授、ブレインテックコンソーシアム代表理事)
・落合陽一氏(メディアアーティスト、筑波大学准教授)
・せきぐちあいみ氏(VRアーティスト、 ㈱ MUSOU 代表取締役)
・山口征浩氏(㈱ Psychic VR Lab 代表取締役)
・吉田修平氏(ソニー・インタラクティブエンタテインメント インディーズ イニシアチブ 代表)
・関真也氏(関真也法律事務所 弁護士・NY州弁護士、上級VR技術者)
・千代田まどか氏(Microsoft 社 Cloud Developer Advocate)

ほか、随時公開予定

XRコンソーシアム(XRC)について

クリエイターや企業、学術機関をつなぎ、VR業界のエコシステム構築をミッションに2015年にVRコンソーシアムとして発足した一般社団法人です。2019年にXRコンソーシアムに改称。VRAR/MR業界に関わる企業が集まり、共通課題の解決や業界全体の盛り上げを行う団体として活動中。2023年6月時点、会員企業数は97。


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