一般社団法人XRコンソーシアム(XRC)が主催するXR作品アワード「XRクリエイティブアワード 2022」の各賞が発表され、ARコミック「壁」が大賞を受賞しました。その他、法人部門、個人部門、学生部門の各賞も発表されています。
今年で8回目を迎えるXRアワード
XRクリエイティブアワードは、これからのVR/AR業界を牽引する作品やクリエイターを発掘し、認知度向上や活動の支援を目的としたイベントです。第8回となる2022年のテーマは「なんでもつくろう」。作品審査には、VR、AR、アカデミア、テクノロジー、アートの第一線で活躍するXRコンソーシアムの理事とゲスト審査員が参加しました。
「XRクリエイティブアワード 2022」の応募総数は85作品でした。法人・個人・学生の3部門に分け募集し、大賞受賞の1作品と各部門受賞の3作品が発表されました。授賞式は12月23日、XR Kaigi会場内のステージにて開催。授賞式/パネルディスカッションの様子はYouTubeにてアーカイブ配信されており、各ファイナリスト作品も視聴可能です。
4作品が受賞
大賞:ARコミック「壁」
AR上で漫画が読める「ARコミック『壁』」が大賞となりました。本作は、ARがさらに普及した未来の漫画を想像して制作された作品。ユーザーの歩行移動によって、読者自身の時間進行と作中の時間進行がリンクしコマ割りが表現され、ストーリーが進行していきます。
法人部門:BLOCKVROCK
簡単に自分だけのVR空間やARアプリ、会話可能な3Dコミュニケーションの空間を作れる無料プログラミングアプリ。
個人部門:XRクラブイベント「シュッとしとるヤツ」
コロナ禍に始まった、フィジカルとバーチャルの交錯をテーマとしたクラブイベント。京都の老舗クラブとVRChat上のバーチャル空間を繋ぎながら同時イベント開催を実施。
学生部門:XRAYHEAD
展示者の手がまるで体験者の半透明な頭部の表面に侵入し、直接的に頭蓋骨を触られているような体験を可能とするインタラクション作品。
以上4作品が受賞作品として選出されました。「XRクリエイティブアワード 2022」授賞式の様子は以下のYouTubeリンクから。
(参考)プレスリリース