5月22日、マイクロソフトは、Meta Questシリーズに対応する新API「Windows Volumetric Apps」を発表しました。PCからQuest側にストリーミングされた各種アプリを“3D拡張”する機能を有するAPIです。
「Windows Volumetric Apps」は、Meta QuestにストリーミングされるWindows系アプリの拡張機能です。専用のWindowsアプリを通じて動作し、ローカルネットワーク上のPCや「Windows 365クラウドPC」で使用可能になるそうです。
マイクロソフトによると、同APIは「Windows上の素晴らしい体験をQuest上で展開し、各アプリを3D空間上に展開できるQuestの特色をWindowsが活用できる」ものになるとのこと。
公開された告知映像では、「Xbox Series X/S」のコントローラーをMRで表示して“空間分解”する様子を見ることができます。
Microsoft announced Windows Volumetric Apps, a new API for extending elements of PC applications streamed to Meta Quest into 3D space:https://t.co/lDVBEf5qBK pic.twitter.com/1IeCz7MhbR
— UploadVR (@UploadVR) May 22, 2024
マイクロソフトとMeta社は2022年に提携。XR分野で協業し、Microsoft TeamsやMicrosoft Windows 365といったアプリをVR/ARで体験可能にすることを発表しました。2023年には、Questでクラウドゲームを遊べる「Xbox Cloud Gaming」の提供も開始しています。
また2024年4月には、両社が共同で限定版の「Meta Quest」を開発していることが明らかになりました。デバイスの詳細は明かされていませんが、完全に新規のVRヘッドセットではなく、改称されたばかりのMeta社のVR/MRヘッドセット「Meta Horizon OS」を活用した、「Meta Quest」シリーズの延長上にある機器になる予定です。Xboxコントローラーが同梱される予定で、追加のハードウェアを購入せずに、そのまま「Xbox」のクラウドゲームを遊べるそうです。
(参考)UploadVR
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