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VRChat 2024.03.18

【週刊 気になるVRChat 3/18号】memex、META=KNOTなどなど。3月のイベントラッシュはこれから!

ソーシャルVR「VRChat」では、毎日様々なイベントが開催され、新たなトピックが次々に生まれています。しかし、あまりにも多くの出来事が起きているため、「今なにが起きているの?」となっている人も多いはずです。

「週刊 気になるVRChat」では、筆者が個人的に注目したVRChatのトピックを一週間単位でピックアップ。話題になった「VRChatのいま」を、ざっくりとお伝えいたします!

目次

1.memex、VRChatライブ「過剰不適合」開催発表!
2.「META=KNOT 2024 in AKASAKA BLITZ」サイドイベント開催決定!音楽コミュニティのステージが毎週日曜に実施
3.人気ボードゲーム「セブンヴァイス」がVR化! 3月15日から1ヶ月は無料公開中
4.「メタフェス 2024」開催決定!
5.「バーチャルマーケット」に本格ホラーが登場……?
6.オカムラが企業製3Dモデル販売サイト「RoomieTale」を5月にオープン!
7.Vが大人の女性アバター「キール – kir – 」を発売! ホロライブ・儒烏風亭らでんのキャラデザを手掛けたカオミンがデザイン担当
8.イラストレーター・河地りんのイラストから生まれたキャラ「ライム・フローレン」3Dモデルが発売!
9.ツクルノモリが3Dモデル事業を一時休止へ。アバターも販売休止に

memex、VRChatライブ「過剰不適合」開催発表!

今回のサンリオVfesでも圧巻のパフォーマンスと空間表現を見せてくれた、VRバンド「memex」。3月17日のサンリオVfesでの本公演を終えた直後、とある発表を行いました。

それは、VRChatでのライブイベント開催。「memex existence streaming live『過剰不適合』at VRChat」が、3月31日(日)17時より開催決定です!

独自開発システム「Omnipresence Live U」を用いて、演出と同期したアバターモーションを全インスタンスに同時に配信する、というライブとなり、その形式は2020年開催の「解釈不一致」を連想させるものです。「memex」としても、VRChatでの主催ライブはこの「解釈不一致」以来、ほぼ4年ぶり。文脈的にも激アツなライブです。

さらに、同じタイミングで新曲「The Area of Throne」もリリース。サンリオVfesにて披露された「connect」「co-ordinate」も収録されています。歌詞も合わせて公開されているので、現地であのライブを体験した人は要チェックです!

ちなみに、サンリオVfesでの公演は、3月25日にタイムシフト上演も予定されています。月曜の日中ですが、このタイミングがラストチャンスになります。お見逃しなく。

「META=KNOT 2024 in AKASAKA BLITZ」サイドイベント開催決定!音楽コミュニティのステージが毎週日曜に実施

サンリオVfesが終わったらなにが来るのか? 次の現場は赤坂BLITZ。メタバース音楽フェスMETA=KNOT 2024 in AKASAKA BLITZです。

ライブ開催は3月30日からなのですが、これに先駆ける形でサイドイベントの開催が発表されました! 3月24日(日)〜4月14日(日)の毎週日曜日に計4回、野外ステージにて音楽コミュニティによるライブイベントが開催されます。

ジャズ、ロック、ファンク、そしてシンガーと、様々なコミュニティと音楽が重なり合うこのイベントは、さながら本イベントにおけるコミュニティコラボ。出演者にもVRChat発アーティストがいる、このイベントらしい取り組みです。次の土日も音楽にあふれる一日になりそうですね!

そして、会場となる赤坂BLITZのワールドも先行公開が始まっています。TBSのふもとに立つ伝説のライブハウス、その空気をぜひ先駆けて感じにいきましょう!

余談ですが、「META=KNOT 2024 in AKASAKA BLITZ」では公式グッズも発売中。フィジカルアイテムもデジタルアイテムも揃っています(ストアはこちら)。特にデジタルアイテムはアバターが着用できますので、現地に行く際はぜひ身につけていきましょう!

人気ボードゲーム「セブンヴァイス」がVR化! 3月15日から1ヶ月は無料公開中

海外でも人気のボードゲーム「セブンヴァイス」がVRにやってきました。「VRセブンヴァイス」は、アナログゲーム制作サークル「妄想ゲームズ☆」の「セブンヴァイス」をVRゲーム化したワールド。VR化を手掛けたバーチャルパーティさんの触れ込みは「能力アリのミニ麻雀」。場合によっては1ターンキルもあるらしいですが、プレイ人数は2〜4人、プレイ時間は10〜30分と、標準的なプレイ規模のボードゲームです。

この「VRセブンヴァイス」、3月15日の公開から1ヶ月は、誰でも無料で遊べるように開放されています。筆者もこのあと遊びにいければと思うのですが、プレイ体験会も開催されているようなので、気になった方はバーチャルパーティさんの動きを要チェックです!

ワールドへのアクセスはこちら。
https://vrchat.com/home/world/wrld_291601c6-0fab-445e-87eb-8313ace0bd72

「メタフェス 2024」開催決定!

「メタフェス」が今年も開催されます! 「メタフェス 2024」が11月2日(土)〜11月10日(日)に開催決定です。

会場は4会場となり、出展数は増加。会場自体もリニューアルするほか、新たにミュージックカテゴリも新設されるとのことです。出店申込は7月24日より予定しています。

「バーチャルマーケット」に本格ホラーが登場……?

「バーチャルマーケット」にも動きが見られます。特に大きな発表がひとつ――本イベント初となる、ホラー一般出展会場がオープンされるとのことです!

会場名は「籠岬村」。日本のひなびた寒村で、村祭り、土地神の民間信仰、謎の失踪事件なんかが待ち構えているとのこと。すなわち因習村会場ってやつです。

出展会場は従来通りな一方、展示順路の先には本格ホラー体験が用意されるそうで……「OKIVFES」でもかなり本腰を入れたホラーワールドが公開されて話題になりましたが、「企業イベントにホラーコンテンツ」が本格的にきているの……かも……?

オカムラが企業製3Dモデル販売サイト「RoomieTale」を5月にオープン!

まめひなたファッションショーに、オフィスチェア3Dモデルの販売。ユニークな施策を重ねてきたオカムラさんが、大きな一手を打ち出しました。企業公式3Dデータ販売サイト「RoomieTale」の発表です!

5月にオープン予定のこのサイトでは、オカムラに限らず、様々な企業から募った3Dモデルが販売されるとのこと。軽量で安全で高品質な企業製3Dモデルでバーチャルの暮らしを豊かにし、企業とユーザーとのコミュニケーションを生み出し、共創を発展させるのが目的として掲げられています。

そのあらわれとして、オンラインイベントが3月〜6月にかけて開催されます。第1弾は3D空間コンペ「RoomieTale HomeWorld Competition」。3月18日~5月6日にかけて、「あなたのアバターが暮らす部屋」をテーマにした3D作品を、初心者からプロまで幅広く募集するコンペになるとのことです。入賞発表はVRChat内にて行われ、入賞作品の展示も予定されています。

「企業製3Dモデル」という観点はユニークながら、製造時につくるモデルの転用という形でオフィスチェア3Dモデル販売を手掛けたオカムラさんのように、潜在的な需要がありそうです。新しいマーケットが生まれることに期待したいですね!

「RoomieTale HomeWorld Competition」の概要はこちらにてご確認ください。
https://dx.okamura.co.jp/v-tour2/

Vが大人の女性アバター「キール – kir – 」を発売! ホロライブ・儒烏風亭らでんのキャラデザを手掛けたカオミンがデザイン担当

著名クリエイターとタイアップした3D衣装を手掛けてきたVが、なんとアバター販売にも上陸です! アバターの名前は「キール – kir – 」。リアクロが似合いそうな大人の女性です。

キャラクターデザインを手掛けるのは、いま人気沸騰中のホロライブ所属タレント・儒烏風亭らでんさんのデザインを担当した、イラストレーターのカオミンさん。らでんさん以外にも書籍の挿絵などで活躍されている方です。

そして、ただアバターを出すだけでなく、初手で対応衣装も準備済み。大人の女性に似合う衣装を手がける「monoTone」と「SELECT SHOP -Cornet-」から、数着の衣装が対応を予定しているそう。このほかの衣装対応クリエイターも随時募集中です(応募フォームはこちら)。

3月23日には試着会も予定されています。お名前がカクテルの「キール」から取られていることから、会場はバーになるようです。そんな「大人の女性」というコンセプトが明瞭な女性アバター「キール – kir – 」は、3月30日発売予定です。

「キール – kir – 」販売ページはこちら。
https://vworld.booth.pm/items/5554692

イラストレーター・河地りんのイラストから生まれたキャラ「ライム・フローレン」3Dモデルが発売!/h2>

イラストレーターの河地りんさんが手掛けたキャラクター「ライム・フローレン」が、黒猫洋品店の手によってVRChat向けアバターになりました! 3月15日に発売され、3月21日まではセールで1000円引きです。

ちょっとセクシーなデザインのメイド服を着た白猫の女の子というキャラクターで、シャープな目つきと大人っぽい顔つきが特徴です。ちなみに胸元にあるのはおそらく見せブラですが、ビスチェに換装することもできます。

おそらく「あの絵見たことある!」という人も一定数いるであろうキャラクターのアバター化という、なかなかレアケースな3Dモデルです。興味がある人は黒猫洋品店の公式ワールドに設置された試着ペデスタルを手にとってみましょう!

「白猫のライム・フローレン」販売ページはこちら。
https://kuroinyan.booth.pm/items/5423752

ツクルノモリが3Dモデル事業を一時休止へ。アバターも販売休止に

本連載でも多くのアバターを紹介してきたツクルノモリさんが、3Dモデル事業の一時休止を発表しました。「収益性が厳しい」というのが理由とのこと。販売アバターについても、4月1日に(一部直近発売のアバターは5月1日に)、販売休止になるとのことです(販売終了後も利用は可能)。

著名なイラストレーターなどを起用した3Dモデルは、唯一無二な存在感から話題を獲得してきた一方、昨年実施したインタビューでは「毎月販売しても毎月購入するユーザーは少ない」と、事業としての手応えには課題を感じていたことがうかがえました。

業界でも希少なポジションだっただけに、休止は惜しいところ。今後復活の予定があるかは不透明ですが、1年や半年に一度でもいいので限定再開があるとうれしいですね。何にせよ、今後手に入らなくなるアバターも現れるかもしれませんので、気になっている方はお早めに購入が吉です。

これまでの「週刊 気になるVRChat」はこちら!


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