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VRChat 2023.03.05

【週刊 気になるVRChat 3/4号】中二病ネコミミ少女アバター・宵闇ねこるが登場! 銀座のNISSAN CROSSINGはVRChatとつながりました

ソーシャルVR「VRChat」では、毎日様々なイベントが開催され、新たなトピックが次々に生まれています。しかし、あまりにも多くの出来事が起きているため、「今なにが起きているの?」となっている人も多いはず。

そこで、この記事では、筆者の独断と偏見で注目しておきたいVRChatのトピックをご紹介します。話題になった「VRChatのいま」を、ざっくりとお伝えいたします!

目次

ツクルノモリより「宵闇ねこる」発売! 中二病なネコミミっ子になってみた
銀座とVRChatがつながる! 「ハンドルぐるぐる体操 体験会」開催
”立体”に見えるイラストを眺めよう。展示会「Kitsuneiro Small Exhibition」オープン
イラストの世界を旅する。展示会「EXFLAT」オープン

ツクルノモリより「宵闇ねこる」発売! 中二病なネコミミっ子になってみた

ツクルノモリから新作アバター“深淵の観測者”宵闇ねこるが発売されました。仰々しい名前ですが、キャラクターのコンセプトは「中二病のネコミミ少女」。自らをメタバース上の存在であると称しているとのこと……かわいい子ですね!

今回、ツクルノモリ様からご厚意で「宵闇ねこる」のモデルデータをご提供いただきました。早速VRChatにアップロードし、中二病ネコミミ少女になってみました。


活発で元気そう! ちょっぴりパンクっぽいファッションなのも相まって、街に繰り出す姿も似合いそうですね。


眼帯を外すと、下には金色の瞳。いわゆるオッドアイです。一部の表情では、眼帯の下の瞳がキラリと光る演出も仕込まれています。なるほど中二病。

でもこんなへにゃへにゃな表情にもなっちゃいます。とにかく表情豊かな上に、デフォルトで表情セットが3セット同梱。いろいろ切り替えることで、ポーズと合わせて多彩な写真が撮れそうですね!

衣類やアクセサリーはExpressionメニューからON/OFFできます。お洋服、靴、アームカバー、眼帯、ネコミミ&しっぽなど、かなり細かいパーツ単位で脱着できます。

いろいろ取り外しちゃうと、年相応のふつうの女の子に早変わり。フル装備時のギャップもかわいいですね!

くるくると様々な表情を見せてくれる、使っていて楽しいアバターですが、なんとアバターのパフォーマンスランク(※)はMedium。人で混み合うイベント会場にも適したアバターとして使えそうです。

※パフォーマンス:アバターの描画負荷の目安となるランクで、Excellent、Good、Medium、Poor、Very Poorの5段階が存在します。Excellentが最も負荷が少なく、Very Poorは最も負荷が高いことになり

「宵闇ねこる」は、ツクルノモリBOOTHショップにて発売中です。価格は6600円ですが、3月6日(月)10時まで5000円で販売中です。気になった方はお早めにショップをご確認ください!


銀座とVRChatがつながる! 「ハンドルぐるぐる体操 体験会」開催

2021年から数多くのメタバース施策を手掛けてきた日産自動車が、ついに「メタバースと現実をつなげる」というアクションを打ち出しました。3月4日、VRChatと現実をつなげる取り組み、ハンドルぐるぐる体操 体験会が実施されました。

ハンドルぐるぐる体操」は、日産自動車が新潟大学で開発した、高齢ドライバーの安全走行を促進・啓発するための体操です。2022年には、この体操をVRChatユーザーに実践してもらう取り組みが実施されました。

そして2023年、銀座の「NISSAN CROSSING」と、VRChatの「NISSAN CROSSING」で同時開催される「ハンドルぐるぐる体操体験会」が開催となりました。今回の取り組みは、VRChatワールドでユーザーを集めて「ハンドルぐるぐる体操」を実践してもらいつつ、その様子を銀座の「NISSAN CROSSING」に表示し、同時に銀座の来場者にも「ハンドルぐるぐる体操」を行ってもらうという取り組みです。

筆者は今回、銀座の「NISSAN CROSSING」を訪れました。現地にはそこそこの数の人が訪れており、なかにはお子さん連れも見られました。

昨年もVRChat側の体操動画に参加した「カソウ舞踏団」のガイドに従い、VRChatはもちろん、銀座の参加者も「ハンドルぐるぐる体操」を実践。ハンドルを模したリングを握って、肩や背中を伸ばす動きをする人たちが、銀座にもVRChatにも同時に存在する光景は、なかなかに新鮮でした。

子どもの中には、画面に映るかわいらしいアバターに嬉しそうに反応する子もおり、去り際に「バイバーイ!」と声をかける子も見られました。時折軽いトラブルもあったものの、「現実と仮想世界をつなげる」という取り組みはなかなかに少なく、その希少な一例となっていた印象です。

今回は技術的に、VRChat側から銀座をリアルタイムで見ることはできていなかったものの、距離を超えて人と人が会えるメタバースの可能性を指していたように思います。まだまだ課題はありそうですが、こうした事例が増えるとメタバースに触れる人も相対的に増えていきそうですね。

”立体”に見えるイラストを眺めよう。展示会「Kitsuneiro Small Exhibition」オープン

今週もおすすめの展示会ワールドをご紹介します。ひとつが「Kitsuneiro Small Exhibition」。イラストレーターのキツネイロさんのイラストが展示されたワールドです。

和な世界観がとても美しいキツネイロさんの作品がとても大きなサイズで展示されており、それだけで見応えがあるのですが、なによりすごいのが各イラストが立体的に見えること。人物や建物など、あらゆるものに”奥行き”が存在しているのです。

単に人物や建物のレイヤーを順序を付けて配置しているのではなく、オブジェクトによっては微妙に角度をつけて置かれており、3Dオブジェクトのような本格的な立体感が存在します。さながら、イラストの世界が奥に広がっているかのような、なかなか現実ではお目にかかれない作品鑑賞体験ができます。

イラスト展示数は7点ですが、いずれも大写しなうえ、細部まで丁寧に描かれ、緻密なバランスで奥行きが作られた絵は見応え満点。特にVRで鑑賞したときのインパクトはかなりのものになるはずです。サクッと訪れられますが、満足感に満ちた展示会なので、VRChat初心者にもわかりやすくおすすめのワールドです。

ワールドへのアクセスはこちら(PC接続型VRヘッドセット、および高スペックPCが必要です)。
https://vrchat.com/home/launch?worldId=wrld_8e355ba6-d97c-43ec-9fa3-9fb8dfdcd8ab

イラストの世界を旅する。展示会「EXFLAT」オープン

もうひとつ巡ってほしい展示会ワールドがあります。2月25日に公開された「Exhibition˸ EXFLAT」です。巨大な展示場のようなこの空間には、イラストレーター・shi-roさんが2020年から2022年にかけて描いた連作イラストが「世界観」とともに展示されています。


連作イラストは、「絵を描く」ことに人生を捧げた二人の女性の歩みをたどるもの。生きた時代すら異なる二人の女声が、どのように絵に魅せられ、どのような絵を描き、どのような生涯をたどったか。その世界観は、各イラストの背景やバックストーリーをひとつの空間として再現した各展示室が表現しています。


いわば一連の展示は、イラストで描かれた世界を追体験するものです。イラストに没入しながら鑑賞を楽しむことができる、一味違う鑑賞体験が待ち受けています。連作イラストが伝えるテーマ性も、人によってはかなり心を打つはず。物語とともに紡がれる世界を、視覚的に体験していく唯一無二のワールドです。

「Exhibition˸ EXFLAT」へのアクセスはこちら(PC接続型VRヘッドセット、および高スペックPCが必要です)。
https://vrchat.com/home/launch?worldId=wrld_708b2410-d941-4e60-af20-c5d56b4d3c06

【先週の「週刊 気になるVRChat」はこちら!】


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