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必見!今週のおすすめVTuber 2023.06.20

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(~6月16日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)や、バーチャルアバターで活動しているタレントの動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

【#健屋と運動】ガチで痩せる!運動不足解消!インターネットばかり見てるおまえらへ【健屋花那/にじさんじ】

健屋花那がアップしたのは実用度MAXの運動動画。夏に向けて毎日見ながら一緒に鍛えたくなる内容です。10分と短いので、まずは自分の周りを軽く片付けて、動ける状態になってから気軽に見てみてください。

どこを動かすことでどう効果があるか、ハキハキと提示してくれているので、意識しながら運動できるのがいいところ。これを毎日続けられたらかなり身体が引き締まりそうです。ひとりだとつらい運動も、健屋花那の動画を見ながらならできるかもしれませんよ!

100均の材料で作った足踏みコントローラでぽこピーランドを走ってみた【VRChat】

ドクター・デリートがアップしたのは足踏みコントローラーで「ぽこピーランド」の中を走って実績解除をする、というもの。
このコントローラーが見どころの一つ。100均の材料のみで作ったハンドメイドで、足踏みによって得られた電気信号を、プログラムを使ってVR世界の制御に用いて、ちゃんと歩けるようにしているから驚き。どのくらいの精度でどれほど体力を使うか、なども実践してチェック。自作ガジェットでの遊びとして見ごたえのある動画になっています。もし手軽に作れるのなら、使ってみたいVRプレイヤーも多いのでは。

その他にもドクター・デリートは、自作の様々なオブジェクトを用いて、VR内の物理演算でエンタメネタを多数披露しています。実験結果の如何に関わらず、意外な挑戦をしていること自体がユニーク。物理演算映像で新しい発想を楽しませてくれるVTuberです。

【ドッキリ】変声機で自分の悪評バラまいてみた

現在、AIで他の人の声に置き換えられる「RVC」が話題。それを利用して他人の声でドッキリをしかけるVTuber・YouTuberも増えました。
月ノ美兎も同じようにRVCで他の人になって騙すドッキリ企を行っているのですが、思い切ったひねりが入っています。文野環の声になって、後輩の石神のぞみに自分(月ノ美兎)の悪評を広めてみる、という箱の中の先輩・後輩の関係性を利用したネタになっています。リスキーな自分の悪評ネタを駆使しているのは、ちゃんとオチを準備して、フォロー要員に樋口楓を呼んで、かつ石神のぞみを信頼しているからかもしれません。

見どころのひとつが、月ノ美兎があらゆるライバーのっ子絵をRVCで模写し、次々声を変える場面。RVCは確かに声質自体は変化するものの、それをらしく思わせるには特徴をとらえたものまね技術が必要。彼女はそのあたりをマスターし、本物と遜色ないニセモノ再現をしています。普段から人を見る観察眼がいかに鋭いかが見て取れます。

RVCとは明言していませんが、ギルザレンⅢ世が行った配信も、にせものであるAIザレンとの戦いになっています。誰かが声をあてているAIザレンの「らしさ」と自由奔放っぷり。誰が演じているかは実際に見てみてください。こちらもギルザレンⅢ世をよく知っているからこそできる、声だけではないテクニックです。AIザレンが自身の存在感アピールのために繰り出してくる下準備の数々もユニークです。

狂気のロケット戦闘機『Ba349 ナッター』を3DCGで検証してみた

宮間めさのがアップしたのは、今となっては考えられないようなびっくり兵器「Ba349ナッター」の3DCG再現動画です。垂直にロケットのように打ち上げて、とにかく空対空で戦えるようにだけ考えた、シンプルで量産できて安全面無視な戦闘機。殆ど残っていないこの機体を、CG再現することで蘇らせました。

宮間めさのは過去の軍艦や兵器やビルなどを頻繁に3DCGで設計、もう見られないはずのものを再現して見せてくれます。瓶底メガネ少女とおまんじゅうたちによる解説もかなり詳細で、見ていて発見の多い、びっくりさせられるものばかり。バーチャルだからこそ、CGだからこその映像の見せ方で、消滅した文化を楽しませてくれます。

【MV】ゲーム・ボーイ・アワー / 社築

社築がアップしたのは、30代の働くゲーマー男性の姿を描いたオリジナルソング。真面目に働く姿はとても大変そうだしストレスも多そうですが、この歌を聴いていると彼の人生の素敵さに惹かれてしまいます。好きなことをやっている人間は、とても輝いていて心惹かれ、応援したくなるものです。

様々な動画やステージを経て、どんどん自身を歌にこめるのおがうまくなっている社築。今回は特に等身大で、かつ自分と同じ世代になるであろう人に響くような歌い方になっています。作詞作曲は「カゲロウプロジェクト」で知られるじん。少年から大人になるエモーショナルと、大人のブルースが詰まっている作品です。

レオタードブタとヤギ・ハイレグ – Ghost Town (Official Music Video)

3月15日に3年ぶりのEP「HIGH NECK」をリリースしたレオタードブタとヤギハイレグ。その新MV「Ghost Town」がアップされて、今までのファンも大歓喜。新規の視聴者も圧倒されています。見た目はほんわか、中身はドープ。その音楽のクオリティは本物です。

映画「シャイニング」の彷彿とさせる映像はインパクト抜群。かわいいCGのレオブタヤギハイも、途中の映像では…? 不気味さと得体の知れなさは、二人のHIPHOPの実力そのもののような、重たい圧迫感があります。
「ヤギハイはバフォメット 救うはずのパドメ」「コンビニで買う寿司を食ってる ノンジャンルの人生が残ってる」などのライムの気持ちよさと、語義の落ち着かなさは見事。レオブタヤギハイの入門編としても最高の一本になりました。

AMOKA – PROOF (Official Video)

AMOKAの12thシングル「PROOF」のMVが公開されました。AMOKAといえばあいぽもいさんの二人の声のハーモニーと、ダンサブルなエレクトリックミュージックの心地よさが魅力ですが、今回は特にその美味しい部分がぎゅっと濃縮された、とてもAMOKAらしい、初めて聞く人にもおすすめできる一本になっています。

歌詞を書いているのはあいぽ。こめられている意味合いは実際に聞いてもらうとして、言葉の音の響きがとても爽やかで、メロディに乗せたときに風のように爽やかな聞き心地になっているのは注目したいところ。もいさんのボーカルがポイントで入ってくると、歌全体が引き締まる、音のバランス感覚も見事です。

ばかばっか / 鷹嶺ルイ(official)

作詞作曲DECO*27の鷹嶺ルイのオリジナル新曲は「ばかばっか」。普段はどちらかというと落ち着きがある、素敵な声の面白お姉さんといった感じの彼女ですが、タイトルのインパクトも、歌詞の内容も、なかなかぎょっとさせられるものがあります。

秘密結社HoloXの幹部である彼女の心の中をもし歌っているのだとしたら、なかなかに考えさせられるもののある歌詞です。不安や虚勢を自覚し心に壁を張っている歌の内容は、どうしても普段と比較してしまいます。
「本当は怯えてる 吠えるだけの弱虫だ」「だから僕のことそっとしといて」という歌詞は、この動画の中では鷹嶺ルイの心理を指しているようですが、聴いている人の「自分もそうかもしれない」という落ち着かなさを刺激し、共感を与えてくれます。

不安定な心の吐露と、迫力満点な心の叫び、両方を歌に乗せる鷹嶺ルイの歌唱技術は聞き所満載。以前の作品「オーバード」も鷹嶺ルイの強さと弱さと不安が描かれた、ユニークながらも繊細な楽曲でした。自身の内面をえぐりだすような彼女の歌唱力は、作品の味をぐっと深めています。

Don’t – 現実みろ[cover]

曲のチョイスが見事。それを歌いこなす力量が素敵。現実(りある)みろのカバー新作はアニメ「笑ゥせぇるすまんNEW」の主題歌「Don’t」。ブルースなメロディはかっこいいのに、どうにも落ち着かなさが強烈な原曲を、うまく自分のものとして飲み込んで、新たに表現しなおしています。Aメロの不安さ、Bメロの語りかけ、サビの突きつけるような重い言葉。それぞれをしっかり歌いわけ、聞く人の心のツボを押してくれます。特に声に深みがあるサビパートは、まるでこちらに指を突きつけてくるかのよう。

かわいい曲も迫力のある曲も、密度高めの歌の力で魅せてくれる現実みろ。オリジナル曲もキュートさとエモのバランスが見事で、細かい部分の心理表現が印象に残るものばかりです。

残響ヴァンデラー(VALIS) covered by Abyss♰Maze × StarryWink【Re:fAce Music Production】

小純マアメ葉柳ちぐさNanoha。魔宮マオメルシュ -Malstrøm-夕月ティアという実力派VSingerが集結し、VALISの楽曲「残響ヴァンデラー」をカバーしました。原曲は音の厚みがすさまじい楽曲ですが、これを6人でしっかり再現。しかも自分自身の個性を出して各々のパートを歌っているため、曲の迫力と、個々の実力がしっかり伝わる作品に仕上がっています。
加えて、全員がキュートなアイドル性をちゃんと保っているのが見事です。各々が自分の魅力をよくわかっているからこそ、6人とも相互に引っ張られすぎずバラバラにならない、絶妙な張り詰めたバランスが取れた作品になっています。

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