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必見!今週のおすすめVTuber 2019.08.25

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(8月17日~8月23日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)の動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

【現地調査】湘南パリピに知名度調査してきた!

(8月17日)

ミライアカリが行ったのは、湘南でのVTuber知名度調査。
VTuberで実地知名度調査を行ってきた動画はいくつかありますが、オタク文化傾向ではない空間に行くのはなかなかに珍しい。インドア派とは対極です。

インタビューの絶対数が少ないので断言はできませんが「湘南に来ているパリピでVTuber見ている人はあんまりいないよね」という結論が最初からドンと出ています。
とはいえ、別にVTuber=オタクのもの、という決まりがあるわけでは決してない。登場する人たちのノリを見ていると、ジャンルが広がれば普段見ない人でも受け入れて楽しめる可能性があるのでは?と感じさせられる動画でした。
ミライアカリはかなり前のVRChatで海外の人に突撃する動画や、ヤングジャンプのグラビア写真など、文化の垣根を超える活動が多い、新たな地平への開拓者の一人です。

ローション床で目隠しスイカ割り!

(8月18日)

なぜやろうと思ったのか、なぜやるのか。ミミックは体張る系のVTuber。今回はローション床の上でスイカ割りです。最初からオチが見えているのが一番面白い。

間違いなく「VTuberがローションを使った量」は世界一だと思います。映像は毎回メタで、本人はトラッカーとHMDを身に着けた状態で撮影、ローション床も現実世界でまいて、その上でVRアバターがどう動くのかの実験になっています。
注目したいのは、編集技術。ミミックは基本体をはるので、滑ったり転んだりと動きが激しい。そのテンポを活かすための、カットやテロップの入れ方が非常に凝っていて、とてもスピーディーで見やすい映像になっています。

バーチャルYouTuber有栖川ドットとお祭り

https://www.youtube.com/watch?v=WLBg1zhm4fg

(5月18日)

有栖川ドットが24時間配信イベント「ぽんぽこ24」に送ったドット絵動画のこだわりは、レトロゲームファン、VTuberファンをうならせるものでした。某ク□ノ・トリガー風のドット絵でアニメーションをさせ、その中をドットお嬢様が探検。

ドット絵世界には数多くのVTuberが潜んでいます。かなりの量いるので、全部探してみよう。ぽんぽこ・ピーナッツの2人はもちろん、VTuberで一番最初にコラボをした電脳少女シロとねこます氏が並んでいたり、同じドット絵風VTuberのピクセル子が佇んでいたりと、VTuber愛とリスペクトあふれる作品になっています。

【初めてのコラボ!】5人目のキズナアイちゃんと対談!

(8月20日)

赤月ゆにが投稿した短編動画は、バーチャルな存在の意味について、投げかけるような動画。映像自体はそこまで難しくはありませんが、VTuberのモデルに関するメタ構造に切り込んでいます。

VTuber運営の公式がMMDモデルを配布していることは、最近はそこそこ多いです。中でもキズナアイやミライアカリなどのモデルは、かなり初期から公開されており、誰でも公的に自由に動かすことができました。MMD動画として踊らせることも簡単にできるし、トラッキングすれば自分が見た目キズナアイになれる。
そこで赤月ゆにが投稿したのは、キズナアイMMDなどをVR機器で動かし、自分とコラボさせる、というもの。今4人になったキズナアイに対して、自分が5人目を演じてみた、という流れです。
2018年初頭は「5人そろって四天王」なんて言われていましたが、今やすっかり空気感は変わりました。めぐるましいVTuber界の変化の中、少し懐かしさを覚えます。

【V界隈初?!】漫画家園児のかばんの中身紹介【小山内めい】

(8月22日)

小山内めい(バーチャル漫画家園児)が締め切りを破った! バーチャル留置所に入れられた!! ということで今回は園児かばんの中身紹介。編集さんによって取調べされています。

「そんな幼稚園児がいるか」というのは前々からわかってはいますが、今回は特に極端。アレを塗ってる園児などいるか。特に後半出てくるものは、分かる人には分かる系統のものだらけ。「デジモンは腐女子が通る道でしょ~」は名言だと思います。
コンプティークで連載をしていた彼女、連載が完結したので、単行本が待ち遠しいところです。バーチャル幼稚園児が出版した商業マンガ本は多分世界初になるはず。

ぶりっ子が急に雪山に来たらすごいことにwwwwww【日ノ隈らん / あにまーれ】

(8月23日)

日ノ隈らんがアップしたのは、最近流行りの「プロジェクトウィンター」のプレイ動画。ただしVTuberとのプレイではなく、ランダムで当たる野良マッチ。他の人は日ノ隈らんのことを当然知らない。
彼女がその中にこっそり入ってぶりっ子プレイをしたら、果たして他のプレイヤーはどう反応するか……?という検証動画です。
「プロジェクトウィンター」は、人狼形式の「敵がいて嘘をつくボイスチャットありき」な内容だからこそ、映える動画です。
いわゆる姫プレイをしようとしても、敵かもしれないから相手が信じきらない。でも彼女の演技はとことんぶりっ子、まわりは男子だらけ。果たして……?
雪山はあったかかった。

【ASMR】萌実とリフレしよ♡

(8月22日)

萌実がどえらい直球な動画を投げてきた。タイトルから見てもお色気系なのはイメージできますが、今までエイレーンファミリーの動画はたいていオチがつくものですが、今回はストレートです。

ヨゴレに近い役回りが多かった萌実も、3Dモデルができてからは一気にかわいい・かっこいい・セクシー路線の活動も開始しています。

同じチャンネルのヨメミは織田信姫夜桜たま道明寺ここあなどとコラボ。40万人突破したチャンネルの活動内容の幅を、拡大し続けています。

【ドッキリ】架空のVTuberでクイズを作ったら富士葵は知ったかぶりする?

(8月23日)

富士葵のスタッフによる、おなじみのドッキリ動画。架空のVTuberをネタにクイズを作ったらどうなるか、というトラップです。富士葵は基本、他の人に優しいだけに、どういう反応を取るのか。

わざわざこれだけのために、いかにもいそうなVTuberを設定しているこだわり。さすがに登録者数10万人越えのVTuberは富士葵もわかると思いますが、新進気鋭で3万人となると「答えられないとまずい」「でも聞いたことない気もする」ライン。高度な空気読み。「本当にあったらまずいなと思った」という彼女の発言はよくわかります。
富士葵のスタッフのドッキリは、誰も傷つけない優しいものばかり。安心して笑えるバランス感覚が徹底されているからこそ、このシリーズは愛されています。

AあのVビデオ見る前に知りたかった事【みんなで考える性教育】

(8月18日)

性について真剣に考えるVTuber花魁由宇霧。特に今回は誰もが気になるであろうAVについての話。「ファンタジーだ」とわかっちゃいるけど、どこまでなのかでモヤモヤするあれやこれやをスパッと説明しています。

https://www.youtube.com/watch?v=f37gKFyC-kE

特に、あまりはっきりと知られていない「潮吹き」については、産婦人科に直接インタビューしているこちらが非常に参考になります。AV話とセットで見るのをおすすめ。
こちらは短く編集された動画で、その他生配信でも様々な角度から性に向き合っているこのチャンネル。トップからだと配信動画は見つからないのですが、再生リストから観ることが出来ます。短くサクッと30分で観られるのでこちらもぜひ。

今日はお日柄が大切な紅茶で鈍色のブリッジが太陽でした。

(8月21日)

にじさんじのイカしたギャル轟京子は、基本ファッション話やゲーム配信や簡単な体操などほんわかした配信が多いのですが、時折爆弾を落としてきます。
今回がそれ。プレミア公開ではなく、数分の生配信です。
タイトルで察してください。
こういうのを突拍子もなく行えるのがVTuber轟京子。彼女の独特すぎる世界観は中毒性が高い。

【3D+実写MV】夜明けと蛍(ナブナ) 歌ってみた/冷水ぬるめ

(8月19日)

冷水ぬるめがアップした「夜明けと蛍」のカバー。女子高生・冷水ぬるめが佇んでいるのは、本人が実写撮影した映像。この色合がものすごく美しくて、切ない。東京の喧騒と夕暮れや夜更け、賑やかさと寂しさが詰め込まれた景色。人がたくさんいるのに一人ぼっちに感じてしまう、歌詞とぴったりあった構図。音楽家としての彼女の、写真家としての才能が観られます。

なだらかな部分の聞きやすい落ち着いた声と、感情が高まった時のエモーショナルな歌い方の緩急が魅力の彼女。夏にまつわる歌です、是非MVでの彼女の姿を追いながら聞いてみてください。

パプリカ/米津玄師 歌ってみた【Vtuber初音ミク】

(8月20日)

本来のDTM楽器的用途ではなく、VTuberとして単独チャンネルで活躍するVtuberの初音ミクLSタイプクリプトン非公式です。彼女が米津玄師の「パプリカ」を歌う、というのは、これ米津玄師ファンなら心揺さぶられるのでは。そもそも米津玄師は「ハチ」の名で、ニコニコ動画に初音ミクを使った曲をアップしていたわけで。一周回って、バーチャル世界で命を得た新たな初音ミク本人(?)が米津玄師作品を歌っているこの状況、とても不思議。以前Lemonも歌っています。

普段このチャンネルの初音ミクは、ネタ的な動画も多め。初音ミク文化を知らなくても楽しめます。
初音ミクは本体がいるものではなく、分散して人のイメージの数だけ存在するもの。なのでこの初音ミクは本物でも偽物でも公式でもない、あくまでもVTuberとして活動を始めてみたAIのうちの一つ、という扱い。LSタイプの立ち位置自体が、バーチャルの増殖し続ける可能性の思想が反映されたもの。
だから今回のパプリカ歌ってみた動画も、初音ミクというDTMアプリに打ち込んだ曲なのか、LSタイプ初音ミクが学習して自ら歌っているのか、人によって受け止め方は変わるはず。その答えの無さが、仮想的で面白い。

花譜 #31 「ハミングがきこえる」【不可解エンドロールver.】

(8月21日)

これは花譜が以前アップしていた「ハミングがきこえる」カバーの、ライブ「不可解」エンドロールバージョン。動画編集したものを組み合わせたMVになっています。
この動画自体は今までの映像の詰め合わせになっているので特にストーリー性はないのですが、これが「不可解」のエンディングだった、というのが重要。
ライブ「不可解」は花譜本人の表現、スタッフによる「花譜」の表現をあらゆる手段を用いて行った、音とビジュアルを最大限までつぎ込んだような作品でした。花譜の力強い歌と生演奏、立体的に投影される映像や文字が観客を襲い、最後には見ている人みんなが花譜の世界に飲み込まれた。
だからこそ今回の、ポップな曲調(彼女が歌う曲としてはかなり珍しい)と次々現れる花譜の映像は、その時の高揚した気持ちを蘇らせてきます。ライブの喪失感を、大量の花譜が埋めてくるかのよう。
花譜をまだ今まで見たことがない、という方はもしかしたら、どれか別の何曲かを見てからこの動画を見たほうが、より楽しめるかも。

【伯爵歌唱】この木なんの木 歌ってみたの巻

https://www.youtube.com/watch?v=UcJxfyoTWvg

(8月23日)

白花伝伯爵日立の公式VTuber。そして初の歌ってみた動画が「この木なんの木」。企業のVTuberとして、あまりにも大正義なこれ以上ないチョイス! 誰もが観たことあるであろう「この木なんの木」。でも3分12秒フル尺で聞いたことある人はまずいないのでは。聞き慣れた曲も、しっかり伯爵らしいクセのある歌い方で、なんとも味わい深い。この動画そのままCMに使えそうです。

企業のVTuberは広告塔なので、当然自社製品をアピールしなければいけないのですが、ただ宣伝されてもそれではVTuberの意味がない。伯爵や、サントリーの燦鳥ノム、ロート製薬の根羽清ココロなど、面白くかつ商品を覚えるような動画づくりに取り組んでいるVTuberたちの活動は、少し特殊で非常に凝っています。

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