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VTuber 2023.12.30

【2023年VTuber衝撃ニュース10選】TikTokで異例のヒット、内閣府事業RP抜てき、1,214回のキス配信

2023年はVTuberにとって大きな躍進の年となりました。ホロライブ、にじさんじのヒットに続き、さまざまなVTuberグループや個人VTuberなども動画やSNSなどで人気を集め、官公庁のRPに採用されるなど、以前にも増して注目されています。

今回はMoguLiveで配信したニュース記事の中から、特に印象深かった衝撃的なトピックをピックアップ。盛り上がった1年間を振り返ります。

「刀ピークリスマス」の余波が2023年も続く TikTokで関連動画がヒット

2022年のクリスマスの翌日、個人VTuberピーナッツくんのYouTubeチャンネルに投稿された動画「刀ピークリスマスのテーマソング2022」にじさんじのVTuber剣持刀也さんとのコラボ配信で初公開されたこの楽曲が、2023年に入ってからも異例のヒットを見せました。

TikTokでの「#刀ピー」関連投稿の累計再生数は2億回を突破し、さらにアイドルグループモーニング娘。’23公式アカウントもダンス動画を投稿。また、人気歌い手の超学生さんや著名なラッパーの晋平太さんがYouTubeに動画を投稿するなど、大きなムーブメントを起こしました。

なおVTuberのTikTok関連だと、宝鐘マリンさんの「#美少女無罪♡パイレーツ」、しぐれういさんの「#粛聖ロリ神レクイエム」もスマッシュヒットしています。

にじさんじレオス・ヴィンセント 「ラブプラス+」でキス1,214回を生配信

にじさんじのVTuberレオス・ヴィンセントさんが、バレンタインデー企画として、恋愛シミュレーションゲームラブプラス+のキャラクター姉ヶ崎寧々さんと1,224(配信中1,214回、配信前に+10回)キスを行う生配信に挑戦しました。

レオスさん曰く「にじさんじ史上最もきつい配信」と語った本配信は、3Dモデルによるにじ3Dで実施。レオスさんが姉ヶ崎寧々さんのセリフに合わせて返事をしながらキスする姿に、コメント欄は「予想以上に地獄」「狂ってる」「助けてくれ」といった感想が相次ぐ状況に。配信は4時間15分に及び、無事に1,214+10回を達成しました。

おめがシスターズが新メンバーとしてAITuber「おめがちゃん」を公開

双子VTuberおめがシスターズは、新たなメンバーとしてAITuberの「試作1号機 OMG-001 おめがちゃん」を発表しました。

おめがちゃんはAIチャットボットを活用したAIキャラクターで、質問した人の会話に合わせて答えてくれます。おめがシスターズのふたりからの質問に答えてくれましたが、会話はたどたどしく、まだ学習したての様子。また、一定数喋ると会話の最後に、「あ! これ以上は文字数オーバーで、お金がかかるのでカット」と話す癖があり、そのシュールさをツッコまれていました。

おめがシスターズは他にも衝撃的な動画を次々と投稿しており、おめがリオさんの結婚相手をVRChatでオーディションする企画や、顔面がきぐるみとなってのリアルライブを開催するなど、常に視聴者を驚かせ続けています。

ホロライブ宝鐘マリンの自作した“黒歴史”ゲームに人気声優がボイスを担当

ホロライブ所属のVTuber宝鐘マリンさんは、過去に創作していたゲームのティザームービーを公開しましたが、そのキャラクターボイスをプロの声優陣が担当したことが話題となりました。

このゲームは宝鐘マリンさんが小学生の頃から趣味で作ってきた自作ゲーム「ザ・セカンドワールド」です。自ら恥ずかしい“黒歴史”なゲームとして、しばしば配信で話題に上げていましたが、今回野望を叶えるべく、ホロライブのメンバーとプロの声優によるオーディションを実施しました。

声優には、井上麻里奈さんや福圓美里さん、佐倉綾音さんなど、著名な声優が勢ぞろい。熟考の末に配役が決定し、実際に声をあててもらったゲームのティザームービーが実現しました。なお、ゲームの完成は未定ですが、登録者300万人到達で、配布する計画があるとのこと。

レオン・ゼロミヤのBlender初見動画に有識者が困惑

個人VTuberのレオン・ゼロミヤさんは、3DモデリングソフトBlenderで初見モデリングに挑戦する動画が、モデリング有識者たちの間で話題となりました。

レオン・ゼロミヤさんは検証企画として、チュートリアルに頼らず、VTuberでの活動やVRoidなどのツールを使用した知識だけを頼りにモデリングを実践。初めてのモデリングに悪戦苦闘していましたが、そこで注目されたのは、りんごの球の作り方で偶然利用した「UV球を追加する」という動作です。

動画でのコメントではBlenderを利用している方たちから、偶然使った機能に対して「その機能知らない」とのコメントが寄せられることに。コメントの中にはレトロ風3Dアニメで人気のVTuberさんもおり、経験者でも知られていないことが発覚しました。

ガンの検査を受けたVTuberが自身の体験をドキュメンタリーアニメとして映像化

CGアニメを制作する個人VTuberくろいもふさんが、ガン検査によって活動休止していた時期の体験をつづるドキュメンタリーアニメ「ガンでVTuberをやめようと思った日」を投稿しました。

本作は、くろいもふさん自身が休止中に起こったことを、38分のアニメにしています。口内炎らしき症状が出たことから始まり、体調変化や病院で舌癌の疑いと診断されるまでの経緯が克明に映像化されていました。

本人の心情の変化や気にかけてくれるファンへの思い、アニメ制作活動休止の経緯も描かれており、映像作品として高いクオリティーとなっています。結果として、検査でガンは見つからず陰性だと判明。無事通院終了し、ファンに感謝を告げました。

宇推くりあ、内閣府主催「宇宙開発利用大賞」のPRキャラクターに就任

個人VTuberの宇推(うすい)くりあさんが、内閣府主催「第6回宇宙開発利用大賞」のPRキャラクターに就任し、SNSに投稿された広報動画に出演しました。

宇推くりあさんは、ロケット工学アイドルのVTuberとして活動しており、「H3ロケット試験機1号機」の打ち上げの際、X(旧Twitter)で打ち上げ中止の解説動画を投稿し、大きな話題となりました。

今回は内閣府の日本の宇宙開発に大きく貢献した個人・団体を表彰する制度「第6回宇宙開発利用大賞」にPRキャラクターとして起用。内閣府の記者会見で高市早苗大臣に紹介され、ポスターにも採用されるなど、大きな注目を集めました。

個人VTuberが「日本きのこマイスター協会」公認キャラクターに就任

キノコ人間VTuberの奇ノ駒たんごさんが、日本きのこマイスター協会の公認キャラクターに就任しました。

奇ノ駒たんごさんは、きのこに関する知識を広めるための動画などを投稿している個人VTuberです。10月15日(日)の「きのこの日」に、日本きのこマイスター協会の公式サイトにて、奇ノ駒たんごさんが公認キャラクターになったことが発表されました。

奇ノ駒たんごさんは元々きのこマイスター資格を所持しており、「活動する際に資格を所有していることを公表していいか」を協会に問い合わせたところ、「公認キャラクターにならないか」という提案があったと明かしています。

奏みみがライブ中にリアル姿に“変身”

バーチャルシンガーの奏(かなで)みみさんが、ぽっちゃり猫型と人型に加え、“リアル姿”で活動していくと発表しました。

奏みみさんは元々身長60cmの “歌って踊れるぽっちゃり猫” としてデビューしましたが、2020年に人形のVTuberの姿で活動を再スタートしました。今回、「画面を飛び越えてみんなに会いに行きたい」「色んなイベントやフェスに出たい」「アーティスト人生で出来る限りチャンスを掴みたい」と願い、「人間」の姿に変身できるようになったと明かしています。

VTuberが次元を超え活動の幅を広げるケースは増えており、VALISナギナミおめがシスターズ七海うららさん、あおぎり高校などが、体の一部やシルエットを映すなどして動画を投稿しています。

後藤真希が15歳にタイムスリップした「ぶいごま」としてVTuberデビュー!

元モーニング娘。のタレント後藤真希さんが、VTuberぶいごまとして活動することを発表しました。

VTuberとしての後藤真希さんは、タイムスリップしてきた2001年の15歳の自分とのこと。お披露目動画では後藤真希さん同士で会話しており、過去に戻るまでの間VTuberとして活動していくと明かしました。活動開始直後には、バーチャルハロウィーン2023にて3Dお披露目も実施。さらに、2024年開催のSANRIO Virtual Festival 2024への出演も決定しています。

後藤真希さん以外にも芸能人がVTuber化するケースは増えており、二宮和也さんや温水洋一さんがCMでVTuberになって話題となりました。


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