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「右、やっぱ左!」激流をワイワイ4人で下るVR ZONEの「ラピッドリバー」

新宿・歌舞伎町のVR体験施設「VR ZONE SHINJUKU」は、新アクティビティ「冒険川下りVR ラピッドリバー」を9月13日より稼働開始しました。最大4人でボートに乗り込み激流の川下り体験するVRアクティビティ、今回はこの「ラピッドリバー」の事前体験会の様子をレポートします。

早速体験、筐体がぐるぐる回る!

VR ZONE SHINJUKUに到着した記者が案内されたのは、2Fの一角。「ラピッドリバー」専用の筐体3台が並んでいます。ラピッドリバー用の筐体は2人ずつ、ちょうど背中合わせで座ることを想定した作りになっています。

筐体の真上にはVIVE Proが吊り下げられており、これを装着。VIVEトラッカーが取りつけられたスティック型のコントローラーをオールに見立てて川下りを体験します。

VRヘッドセットを装着すると、目の前には穏やかとは言い難い激流が。どうやら日本の川というよりは、もう少し南側の土地のようです。スタッフの方からの位置調整を行ってもらって、いざ出発!

「ラピッドリバー」は最大4人での体験(最低2名、なるべく偶数推奨)。一人が一本のオールを持ち、それぞれ左右に2人ずつ乗り込んでゴムボートを漕いでいます。現実では2人ずつ背中合わせで座っていますが、VR内では全員が前を向いている状態でボートに乗り込むことになります。現実とは異なる位置でプレイできるのはVRならではですね。

さて、4人で早速ボートを漕いでいく……のですが、これがなかなか難しい。体験している人同士はボイスチャットが接続されているのですが、「右漕ごう」「あごめん左行きすぎた!左の人お願い!」となかなか慌ただしい感じに。うまくコースを取らないと岩にぶつかってしまうので、漕ぐ力や回数などはきちんと調整が必要です。「右が漕ぐと左に曲がる」「左が漕ぐと右に曲がる」というシステムなのですが、「右!」とだけ言うと右漕ぐのか右漕ぐのか分からず、という意思疎通のままならなさもあり、筆者たちのグループは岩に何度かぶつかってしまいました。現実だったらどうなっていたことか……。

途中ではルート分岐もあり、筆者たちは右側の激流下りルートへ。左側に進むとスクリーンショットのような遺跡・洞窟のようなルートに進むこともできるそうです(ちなみに左側に進む方が難しいとか)。道中では滝つぼに落下するようなシーンもあり、だいぶ焦りはしましたが、最初から最後まで慌ただしく、しかし楽しい体験でした。

しかしこの体験中、筆者が気になったのは「ボートが左右に動く(回る)、時には滝つぼから落ちる」こと。これがなんとも、自然に体験できているのです(普通は酔ったりしがち)。体験者はずっと座っているわけですが、上下の動きや左右回転は一体どやって実現しているのでしょうか?

VR酔いしにくいシステムを実現、開発期間は半年

「ラピッドリバー」に搭載されている上下や回転、その秘密は筐体に隠されていました。この特別筐体、上下にエアコンプレッサーで「高さ調節」ができるだけではなく、座席のちょうど真ん中部分を中心にしてぐるぐる回転するのです。しかもこの回転はVR内のボートの動き(=プレイヤーのオールを漕ぐ力や回数)と同期しており、きちんとVR内で回転したぶんだけ現実でも回転する仕組みになっています。不自然な回転や上下の動きを感じることがなかったのは、この筐体のおかげです。

https://www.youtube.com/watch?v=PQyYE8JGXDk

(体験中の筆者ら。見ての通りめちゃめちゃ回転しています)

スタッフの方によれば、これまでVR ZONEでアクティビティを開発する中で、「人は前進時の加減速や上下の動きには耐性があるが、横移動や回転などは酔いやすく難しい」ということが分かってきたとのこと。今回はこのVR酔いへの対策として、横方向への回転を筐体で実現しています。

ちなみに席が背中合わせになっている理由は「大人が4人も乗るとさすがに重いので、なるべく回転軸と筐体にかかる重さの中心を一致させたかった」とのこと。マシン側の問題をVRで解決しているわけです。

開発の中心となったバンダイナムコアミューズメント・齊田一統氏いわく「開発期間はソフト・ハード合わせて約半年」だとか。双方とも工夫に工夫を重ね、快適なVR体験を実現するための苦労のあとが見てとれました。その甲斐あってか、スピーディーかつスリリング、しかしみんなでワイワイと盛り上がれるVRアクティビティとして仕上がっているように感じられました。

「冒険川下りVR ラピッドリバー」は9月13日より稼働開始。同日に大阪・梅田で営業を開始した「VR ZONE OSAKA」にも設置されています。

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