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話題 2020.07.15

VRで「タイムマシン」体験! 海外クリエイターの挑戦に注目

過去や未来に移動する――人類が長年夢見てきた技術、タイムワープ。これを完全に実現する、とまではいきませんが、近い体験を楽しめるVRコンテンツが登場しました。

クリエイターのLucas Rizzotto氏は、実際に時間をジャンプ! ……するのではなく、スナップチャットの撮影機能付きサングラス「Spectacles 3」を使用し、1年間にわたって旅行先の映像を撮影。VR内から映像を再生できるソフトウェアを製作し、過去の“追体験”を可能にしました。

公開された映像からは、HDDの用意など撮影の準備から始まり、試行錯誤を重ねつつ、“VRタイムマシン”を作り上げていく Rizzottoさんの姿が。VRタイムマシンは、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズに登場する車、デロリアンのような仕組み。ボタン操作で日付や時間を設定する、というものです。見たいビデオを探すためのメモリーファインダー機能の導入には、トラブル(使う予定だったメタデータが消失したと勘違い)もあったとのこと。

“VRタイムマシン”を通して自身が撮影した映像を見た感想について、Rizzottoさんは以下のようにコメントしています。

自分自身の人生を(VRを使用して)第三者のような視点で見るのは、とても衝撃的なことで、他では得らない自身に関する知見を得ることができます。撮影した映像とこのプロジェクトから、私は時々、自身に対して辛辣であることに気が付きました――映像に映る男(=自分)は、ただベストを尽くそうと頑張っていたのです。

2020年7月現在、Rizzottoさんはすでに新たなプロジェクトを始動中。現時点では、VRタイムマシーンの一般配信は予定していないものの、検討はできるとのこと。次の作品にもまたVRが使用されるのか、今後の続報に期待したいところです。

(参考)VRScout

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