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業界動向 2018.08.20

投資やトレンド分析、海外市場に認知度などVR関連調査記事まとめ

VR元年と呼ばれた2016年から2年が経ち、多種多様なVR関連産業が登場・発展しつつあります。世界各地でハードウェア・ソフトウェアともに様々な開発・利用がなされ、また投資なども活発に行われています。

VR/ARに関する市場やトレンド、国別の状況などを俯瞰し見渡すことができるよう、これまでMogura VRにて掲載したVR/ARの調査レポートに関する記事をまとめました。投資レポートやトレンド分析、将来予測、海外情報や認知調査など多岐にわたる情報を掲載しています。

目次

■トレンド分析・将来予測
1.解説:投資レポートから読み解く世界のVR/AR市場のトレンド
2.データで見るVR/AR産業の現状 法人向けの活用に期待集まる
3.昨年、最も売れたVRゲームは? データで見るVR/ARの最新動向
4.2017年のVR/AR投資は総額36億ドル 今後はAR中心へ移行か
5.世界のAR/VRは2022年まで70%超で成長、IDCが市場予測発表
6.データで見るVR/AR市場 収益見通しは改善傾向
■海外市場/海外情報
7.中国のVR市場 2017年は“試練の年” 2018年は明るい見通し
8.イギリスのVR/AR/MR専門企業は1000社以上 存在感示す
■意識・認知調査
9.若年層のVR/ARに関する調査結果が発表、ARは「知らずに体験していた」人多数
■番外編:バーチャルYouTuber(VTuber)
10.VTuber関連調査

解説:投資レポートから読み解く世界のVR/AR市場のトレンド

多数の企業やファンドが参画する、VR向け投資を行うベンチャー・キャピタル(VC)のアライアンス「バーチャル・リアリティ・ベンチャーキャピタル・アライアンス」(VRVCA)が、2018年6月に2018年版のVR/AR市場投資レポートを公開しています。(全文はこちらからダウンロード可能、英語)。

レポートでは2017年のVR/AR市場におけるトレンド、投資額や投資分野/国、イグジット戦略、2018年の展望などが記されています。

この調査に関するMogura VRの記事は、以下より読むことができます。

データで見るVR/AR産業の現状 法人向けの活用に期待集まる

VR/AR/MR(XR)に関するイベントサービスを運営するVR Intelligenceと市場調査企業SuperDataは、XR産業に関するレポート「XR Industry Survey 2018」を2018年8月に公表しています。

調査データからは過去12ヶ月間の成長分野や今後の12ヶ月で優先する分野、注力する産業、VR/ARの普及に関する意見などを読み取れます。本調査はデベロッパー、エンドユーザー、アナリストら業界の専門家595名にアンケートを行ったもので、特にエンタープライズ分野での普及の鍵を見つける上で興味深い結果を示しています。

この調査に関するMogura VRの記事は、以下より読むことができます。

昨年、最も売れたVRゲームは? データで見るVR/ARの最新動向

こちらの調査データもSuperDataによるものです。VR/AR業界の市場調査と業界予測を2018年2月に発表しており、2017年に最も売れたVRゲームや産業別のVRの需要/供給、コンシューマ向けVR/AR市場予測について報告しています。

この調査に関するMogura VRの記事は、以下より読むことができます。

2017年のVR/AR投資は総額36億ドル 今後はAR中心へ移行か

世界各国のVR/ARやビデオゲーム、モバイル関連に投資を行うDigi-Capitalは、2017年度のVR/AR関連の投資に関する調査データを2018年4月に発表しています。VR/AR関連スタートアップへの投資額は1年間で総額36億ドル(約3,800億円)にも上りました。

Digi-Capitalは“全体的な傾向としてVRからARへの投資対象の移行が見られ、VRのスタートアップは資金調達環境がより難しくなっている”ことを報告しています。

この調査に関するMogura VRの記事は、以下より読むことができます。

世界のAR/VRは2022年まで70%超で成長、IDCが市場予測発表

リサーチ会社のIDC Japan株式会社は、2022年までの世界AR/VR関連市場予測(Worldwide Semiannual Augmented and Virtual Reality Spending Guide 2017H2)を2018年6月に発表しています。本調査では製造や小売、運送やゲームなど、様々な分野におけるAR/VR関連支出等の予測がなされています。

IDCは「今回のSpending Guideは、最新の技術開発、業界投資、およびユースケースなどエンドユーザー側での包括的な動向を分析したものであり、例えばアップルのARフレームワークであるARKit、グーグルのARCoreなどの最近のスマートフォンの技術動向や、最近市場の展開が本格化しつつあるスマホ向けVRヘッドセットのトレンドを反映している」とコメントしています。

この調査に関するMogura VRの記事は、以下より読むことができます。

データで見るVR/AR市場 収益見通しは改善傾向

AR/VR/MRに関する開発者会議XRDC(旧名:VRDC)は、年次の「AR/VRイノベーションレポート」を2018年8月に発行しています。VR/AR/MRの開発の関係者650人に調査を行い、その結果をまとめたものです。

10以上に渡る質問への回答からは、開発資金の出処の傾向、開発の対象となるデバイスの変化、VR/AR/MR市場の収益性への期待といった、興味深い現状が伺えます。

この調査に関するMogura VRの記事は、以下より読むことができます。

中国のVR市場 2017年は“試練の年” 2018年は明るい見通し

北京を中心に活動する中国最大のVR開発コミュニティVRCoreは、中国のVRコンテンツ市場に関するレポート(英語)を2018年5月に公開しています。レポートでは中国国内でVRコンテンツの開発に携わるチームにアンケート調査を行い、400以上のチームから回答を得た結果が公表されました。

中国における具体的なVR開発チームの規模や開発期間、コンテンツ内容についてうかがい知ることができます。

この調査に関するMogura VRの記事は、以下より読むことができます。

イギリスのVR/AR/MR専門企業は1000社以上 存在感示す

2018年5月に英国国立科学・技術・芸術基金(NESTA)の委託、政府機関「Innovate UK」の出資を受けてImmerse UKが作成したレポートは、イギリスのVR/AR/MR市場現状を報告しています。

現在イギリスには、1,000以上のVR/AR/MR専門の企業が存在するとのこと。世界市場のおよそ9%を占めており、2018年の終わりには売上高が1.5倍に成長するであろうことなどが記されています。全文はこちらから確認できます。

この調査に関するMogura VRの記事は、以下より読むことができます。

若年層のVR/ARに関する調査結果が発表、ARは「知らずに体験していた」人多数

2018年5月、スマートフォンに特化したリサーチを手掛ける株式会社テスティーは、10~20代の男女1,057名(10代525名、20代532名)を対象に「VR/AR」に関するアンケート調査を実施しました(昨年の調査結果はこちら)。10代~20代の若者による「VR」「AR」の認知度を知ることができます。

調査の結果、VRの認知度や体験率ともに10代の割合が高いことや、ARは「知らないうちに体験していた(ARと認識せずにARを体験していた)」人が多数いることが分かりました。

この調査に関するMogura VRの記事は、以下より読むことができます。

番外編:VTuber関連調査

2017年末より盛り上がり続けるバーチャルYouTuber(バーチャルユーチューバー・VTuber)。サントリーロート製薬など、大手企業も取り組みを開始しています。Mogura VRでは、VTuberの認知度に関する調査なども掲載しています。

VTuber/ストリーマー事業を展開する株式会社CyberVは、VTuberにおけるユーザー認知度調査を行っています。同社は株式会社ユーザーローカルと連携し、「ユーザーローカル バーチャルYouTuberランキング」のデータを利用した市場調査レポートも合わせて公開しました。VTuberブームの開始からおよそ半年以上が経過した現状について知ることができます。

また、ソーシャル動画分析サービスなどを提供する株式会社エビリーは、チャンネル登録者数1万人を超えている人気バーチャルYouTuber(VTuber)139名を分析した調査データを公開しました。最も多く視聴された動画の内容やエンゲージメント率、人気の高いデザインなどについても記載されています。

これらの調査に関するMogura VRの記事は、以下より読むことができます。


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