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VTuber 2018.08.06

VTuberの認知度調査、10代・20代は約半数が認知 「はじめて知った情報源」は意外な結果に

バーチャルYouTuber/ストリーマー事業を展開する株式会社CyberVは、「バーチャルYouTuber(VTuber)」におけるユーザー認知度調査を行いました。同社は株式会社ユーザーローカルと連携し、「ユーザーローカル バーチャルYouTuberランキング」のデータを利用した市場調査レポートも合わせて公開しています。

調査ではVTuberの認知状況について、国内の10代から30代までの男女1,500名(それぞれ5歳刻みで150名ずつ)に対してアンケート調査を実施しました。調査結果は以下のとおりです。

認知調査結果の概要

・10代および20代男女の「VTuber」に対する認知率が過半数を超え、若年層を中心にこの半年で認知率が急増
・VTuberの認知率は約41.8%。10代・20代男女は合計すると過半数が認知している
・10代男性の認知率は70%と、最も認知率が高いことが分かった
・VTuberの認知度は過去半年で急増し、“半年以内にVTuberを知った”が全体の過半数に
・VTuberをはじめて知った媒体については、「動画サイト(YouTube、ニコニコ動画など)」が36.7%でトップだが、2位には「テレビ」が31.3%で続く
・VTuber認知者全体の約50%が“帰宅後”に、約60%が“就寝前”に視聴すると回答
・VTuber認知者10代男性の約6割が「今後盛り上がっていきそう」と回答

VTuberの認知率は約41.8%、10代・20代男女は過半数が認知

VTuberについての全体世代の認知率は41.8%でした。性別・年代別では、男性・若年層の認知率が高く、10代後半男性が70%、20代前半男性が56.7%と過半数以上に達しています。全体的に若年層・男性の方が認知度が高い傾向があります。

また参考として、一般的なYouTuber(ユーチューバ―)の認知率は95.9%、動画ソーシャルアプリ「Tik Tok」を利用する「TikToker(ティックトッカ―)の認知率は37.7%という結果になりました。VTuberの認知度は一般的なYouTuberの半分よりも少し下となっています。

VTuberの認知度は過去半年で急激に増加

VTuberをはじめて知った時期については、全体の53.9%が“半年以内”であると回答しています。過去半年でVTuberの認知が増加していることが分かります。

VTuberをはじめて知った情報源1位は「動画サイト」、2位は「テレビ」

また、VTuberを認知している人にVTuberをはじめて知った媒体について尋ねたところ、1位は「インターネットの動画サイト(YouTube、ニコニコ動画など)」が36.7%でトップを占めました。

一方2位には「テレビ」が31.3%、SNSやコミュニティサイト、掲示板(Twitter、mixi、Facebookなど)が27.4%を占めています。YouTubeなどの動画サイトを主な活動媒体とするVTuberですが、テレビ経由で認知する層も相当数いることが分かります。

VTuber認知者の約50%が帰宅後に、約60%が就寝前に視聴

VTuberを認知している人に、視聴シーンについて聞いたところ、約50%が帰宅後に視聴すると回答、就寝前に視聴するという回答は58.4%という結果になりました。また、5人に1人が通勤・通学中に視聴すると回答し、スキマ時間で視聴することも明らかになっています。カフェやレストラン、放課後、外出時などの「一人だけになりにくい時間」の視聴率は低い状態です。

VTuber認知者10代男性の約6割が「今後盛り上がっていきそう」

VTuberについてイメージを聞いたところ、10代後半男性の61%が「今後盛り上がっていきそう」と回答しています。全体的に「若者向け」というイメージの割合が最も高く、また同時に若年層ほど「勢いがある」「成長力がある」「興味を惹かれる」「好き」と好意的な回答を示しているようです。

VTuberの人数は4400人を突破

また、ユーザーローカルの提供する「ユーザーローカル バーチャルYouTuberランキングのデータを利用した市場調査レポートは以下の通りです。

バーチャルYouTuberの推移


2018年1月末から7月末時点のバーチャルYouTuberの人数推移です。この半年間で4000人以上ものバーチャルYouTuberが誕生していることが分かります。平均すると1日あたり20人がデビューしていることになります。

バーチャルYouTuberのファン総数の推移

各バーチャルYouTuberのチャンネル登録者人数(ファン数)を合算したのべ数を見ると、2018年1月31日時点は428万人、同年7月31日時点では1,394万人と、この半年の間にファン総数は3倍以上にも増えています。

バーチャルYouTuber動画の再生回数の総数推移

バーチャルYouTuberの動画がどのぐらい再生されているか、半年間の推移を追ったグラフです。再生総数も安定的に増加していることが見てとれます。およそこの半年の間に3倍以上に伸びています。

バーチャルYouTuberのYouTubeチャンネルファン数とTwitterファン数を調査

各バーチャルYouTuber、何人のTwitterフォロワーがいるのかを調査し、対数の散布図を作成しています。横軸はYouTubeチャンネルのファン数、縦軸はTwitterフォロワー数です。

YouTubeとTwitterのファン数の相関係数を取ったところ「0.83479」と、Twitterのフォロワー数との正の相関性がとても強いとのこと。YouTube上で購読者になったのちにTwitterで動画を拡散したり、逆にTwitter上で告知を見てYouTubeでのライブを視聴するようになる、という行動パターンのユーザーは多い、としています。

(参考)株式会社Cyber V プレスリリース


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