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統計・データ 2018.05.25

若年層のVR/ARに関する調査結果が発表、ARは「知らずに体験していた」人多数

スマートフォンに特化したリサーチを手掛ける株式会社テスティーは、10~20代の男女1,057名(10代525名、20代532名)を対象に「VR/AR」に関するアンケート調査を実施しました(昨年の調査結果はこちら)。

調査の結果、VRの認知度や体験率ともに10代の割合が高いことや、本人も気づかないうちにAR体験をしている人が多数いることが分かりました。

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VRの認知度、体験率

VRの認知度は「知っている」と回答した人が10代で74.8%、20代で68.8%。男女ともにおよそ7割程度の人がVRを知っていると回答しました。

さらに、VRを知っていると回答した人を対象に、「実際にVR体験をしたことがありますか?」の調査を行ったところ、「体験したことがある」と回答した人は10代で25.4%、20代で23.6%となりました。

今後VRを体験したいか?

VR体験者とVR未体験者それぞれを対象に、「今後VRを体験したいと思うか」と聞きました。その結果「お金を払ってでも体験したい」と回答した人は、10代も20代も未体験者に比べて体験者の方が約3倍も高い割合となりました。VRを実際に体験することで、「有料でもまた体験したい」と思えるほどVR体験は魅力的であると考えられます。

また、未体験者も7割以上の人が「無料なら体験したい」と考えており、VRに対する興味・関心が高いことが伺えます。

全員を対象に「今後、体験してみたいと思うVR体験」を聞いたところ、第1位は「映画」、第2位は「ゲーム」、第3位は「ファッション」となりました。

ARの認知度、体験率

続いて、ARの認知度を調査しました。その結果、「知っている」と回答した人は10代、20代ともに3割以下となりました。そこでARに関しての説明を表示後、改めて全員を対象にARの体験率を調査。その結果、「体験したことがある」と回答したのは、10代で60.9%、20代で55.6%となりました。

ARという言葉の認知度は3割以下ではあるものの、体験したことがある人の割合が高いという結果となっています。このことから、AR技術とは知らずに利用している人が意外と多いのかもしれません。


(ARについての説明後、「体験したことがある」の回答は10代で60.9%、20代で55.6%)

「AR体験をしたことがある」と回答した人を対象に、「ARを体験した場所、機会」に関して調査したところ、10代の第1位は「アプリ(Pokémon GO以外)」で64.2%、20代の第1位は「アプリ(Pokémon GO)」で66.4%となりました。

10代で「アプリ(Pokémon GO以外)」と回答した人の、利用したことのあるARアプリとしては、「Instagram」や「snow」など写真や動画系アプリの名前が多く挙がりました。

本調査結果のさらなる詳細は、若年層リサーチによる自主調査メディア「TesTee Lab(テスティーラボ)」にて公開されています。

「アプリリサーチのTesTee(テスティー)調べ:https://testee.co/

(参考)
株式会社テスティープレスリリース


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