「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今回は1月16日~1月22日の関連ニュースが対象です。
目次
1. VRタクティカルFPS「Alvo VR」国内PSVR版が発売
2. 事件の真実はゲームセンターにあり!奇抜な設定のVR探偵ゲーム発売
3. VRロボアクション「IRON REVELLION」対戦型マルチプレイを追加する大型アプデ実施
4. 暗黒の未来が舞台のVR対応アドベンチャー「The Last Worker」最新映像公開
5. ジェンガでテトリスで果物たっぷりな新作VRゲームが発売予定
VRタクティカルFPS「ALVO VR」PSVR国内版が発売
1月13日、PlayStation StoreにてPlayStation VR(PSVR)向け新作ゲーム「ALVO VR」が販売開始となりました。価格は税込2,750円。PSVRシューティングコントローラー、PlayStation Move(PS Move)モーションコントローラ2本に対応しています。また、プレイの際はオンライン接続(PlayStation Plusへの加入)が必須です。
「Alvo VR」は最大10人のプレイヤーが参加可能なVRタクティカルFPS。「Free 4 All」、「Team deathmatch」、「Search and Destoroy」の3種のゲームルールごとに相手との銃撃戦を繰り広げ、勝利を目指します。PC(Steam)、Oculus Quest 2(※初代Questには非対応)のプレイヤー同士とのプラットフォームを越えたクロスプレイにも対応。ただし、執筆時点で両機種版共に未発売です。また、コントローラ周りでもPSVRシューティングコントローラーによる、本物の銃さながらの直感的な操作で楽しめるようになっています。
海外版は2021年4月13日の時点で発売済み。日本語版は約9ヶ月ほど遅れての登場になります。なお、PlayStation Storeの商品ページの解説によれば、ゲーム内言語は英語のみで、日本語には対応していないとのことです。
ソフトウェア概略
タイトル |
ALVO VR |
発売・開発元 |
Mardonpol、OUTSIDEIN ENTERTAINMENT |
対応プラットフォーム |
PlayStation 4、PlayStation 4 Pro、PlayStation 5 |
対応コントローラ |
PlayStation Moveモーションコントローラ(※2本必須)、PlayStation VRシューティングコントローラー |
プレイ人数 |
1~10人 |
価格(税込) |
2,750円(PlayStation Store) |
備考 |
オンライン接続(PlayStation Plusへの加入)必須 |
(参考)PlayStation Store
事件の真実はゲームセンターにあり!奇抜な設定のVR探偵ゲーム発売
新作VRゲーム「Paranormal Detective: Escape from the 90’s」が1月18日、Steamで販売開始となりました。価格は税込1,220円、対応ヘッドセットはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)。日本語には未対応です。
「Paranormal Detective: Escape from the 90’s」は超常現象専門の探偵である主人公が、行方不明になった少女を探すため、廃墟のゲームセンターの調査に挑むVRミステリーアドベンチャーゲーム。センター内部に隠された秘密を暴き、パズルを解き、果ては体感型ゲームを遊びながら進めていく一風変わった構成が特色。体感型ゲームはバスケットボール、ピンボール、エアホッケーといった数種類が置かれていて、いずれも本編ストーリーそっちのけで遊べるようにもなっています。
本作は2019年発売の「Paranormal Detective: Escape from the 80’s」の続編。前作は1987年の住宅内が舞台で、テレビの世界に飛び込む展開や、ゲーム機でビデオゲームを遊べるおまけ要素が特色となっていました。続編は約11年後の1998年が舞台になっており、住宅からゲームセンターへと移り変わったことによるフィールドの拡張、並びにボリュームアップが図られている模様です。
また、1月26日午前2時頃まではスペシャルプロモーションとして、15%割引の税込1,037円で販売されます。
ソフトウェア概略
タイトル |
Paranormal Detective: Escape from the 90’s |
発売・開発元 |
LunaBeat |
対応ヘッドセット |
Valve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S) |
プレイ人数 |
1人 |
価格(税込) |
1,220円(Steam) |
(参考)Steam
VRロボアクション「IRON REVELLION」対戦型マルチプレイを追加する大型アプデ実施
Steam、Oculus Store(App Lab)にて発売中のVRロボットバトルアクション「IRON REVELLION」の大型アップデートが1月19日、配信開始となりました。このアップデートにより、4対4の対戦型マルチプレイヤーモードが追加されます。
今回追加された対戦型マルチプレイヤーモードは、早期アクセス版発売当時に公表されたロードマップにて予告されていたものになります。ロードマップ上では他に新しい武器、マップ、コックピット機能の追加なども予告されていましたが、今回のアップデートでほぼ予告通りのアップデートが行われました。
ロードマップによれば、次回アップデートは製品版への昇格。9つのメカクラス、12の武器、3種のマップ、さらに詳細不明ながら新しいゲームモードも追加される非常に大規模なものになるようです。次回アップデートの配信時期は執筆時点で未定のままですが、現時点で予告通りのアップデートを果たしていることから、今後の動向に大きな期待が寄せられます。
「IRON REVELLION」は巨大な二足歩行メカを操縦し、残忍なエイリアン軍との熾烈な戦いに身を投じるVRロボットバトルアクションゲーム。メカのパイロットに扮し、コックピット内の操縦用コンソールを動かしながら移動や攻撃を実施し、戦闘を展開していくメカ魂を揺さぶるゲームプレイを売りとしています。執筆時点でPC、Quest共に早期アクセス版が発売中。Quest版は「App Lab」経由による提供となっています。
(参考)Steamコミュニティ、UploadVR
暗黒の未来が舞台のVR対応アドベンチャー「The Last Worker」最新映像公開
VR対応の新作ゲーム「The Last Worker」の最新映像が公開されました。本作は2022年内にPC、Oculus Quest(Quest 2)のほか、PlayStation 5、Xbox Series X|S、Nintendo Switch向けにも発売予定。Steamの作品ページによれば、ヘッドセットはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、日本語を含む全12言語に対応するとのことです。
「The Last Worker」は機械による職場環境の自動化が進み、人間が用済みにされつつある暗黒の未来を舞台にしたストーリーアドベンチャーゲーム。タイトルに冠された「The Last Worker」、最後の労働者で主人公の「クルト」の視点から、次々と襲い来る苦難の数々を追体験していきます。基本的にはストーリーを追うことに焦点を当てた作風ですが、場面ごとにパズル、戦闘といった特殊なイベントを用意。謎解きアドベンチャーゲームとしても手応えのある作りになっているようです。
また、背景やキャラクターは輪郭をハッキリ記したアニメ調のグラフィックで描写。ストーリーも著名な俳優陣によるフルボイスで語られるほか、痛烈な風刺とアクションも満載な波乱万丈な内容にまとめられているとのことです。ボリュームも詳細は不明ながら、長時間を要すほど大きめであることがSteamの作品ページにて示唆されています。
発売時期についても前述の通り、具体的な時期は不明。さらにVRモードの場合、操作周りがどのようになるのかについても同様に明らかになっていません。今後の続報が待たれるところです。
(参考)UploadVR、Steam
ジェンガでテトリスで果物たっぷりな新作VRゲームが発売予定
新作VRゲーム「JENTRIX」がSteamで近日発売予定です。対応ヘッドセットはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Windows Mixed Reality。日本語を含む5言語に対応しています。
「JENTRIX」は徐々に成長していく果物キューブで構成されたタワーを崩壊させないよう、様々な手段を講じて抵抗していくVRパズルゲーム。端的に言えばVRジェンガです。ただし、「テトリス」などの著名なパズルゲームの要素が盛り込まれており、単にキューブを引き抜くだけではなく、消すことも試される独自色の強い作りになっています。さらにパズルに挑んでいる最中にはワニ、ペンギンなど動物たちが妨害してきます。それらを阻止するため、ワニなら直接掴んでタワーに載せ、3匹揃えて消したり、ペンギンに対してはキューブを直接ぶつけて撃退するといったアクションゲーム的対応も求められてくるようです。
ゲームモードは4種類あり、フレンドや他のプレイヤーとのランダムマッチが楽しめるオンライン対応のマルチプレイモードも収録。純粋にジェンガを楽しむ「テーブルトップ」なるモードも用意されている模様です。Steamの作品ページにも「見たことがないジェンガ!」と記されている本作。製品版の発売日がいつになるのか、注目されます。
(参考)Steam