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ゲーム・アプリ 2021.09.05

「Song in the Smoke」発売日決定、ミリタリーFPS「Alvo」のQuest2独占が発表―今週の気になるVRゲームニュースまとめ(8月29日~9月4日)

「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今回は8月29日~9月4日の関連ニュースが対象です。

目次

1. 高校生の開発者が3年を費やして完成させたVRホラー「SafeZoneVR」無料配信開始
2. VR音楽パズルADV「Rhythm of the Universe: Ionia」発売日が9月23日に決定
3. VRアクションADV「Warhammer Age of Sigmar: Tempestfall」が2022年初頭発売に延期
4. VRサバイバルゲーム「Song in the Smoke」の発売日が9月18日に決定
5. VRミリタリーFPS「Alvo」はQuest2専用。初代Quest版には非対応に
6. 最大4人で楽しめるVRダンジョンRPG「Legendary Tales」早期アクセス版が近日発売
7. 約3年の年月と沈黙を経て、「ねこあつめVR」の海外PSVR版が発売

高校生の開発者が3年を費やして完成させたVRホラー「SafeZoneVR」無料配信開始

新作VRゲーム「SafeZoneVR」が2021年8月31日より、Steamで配信開始となりました。価格は無料で、ヘッドセットはOculus Rift(Rift S)、Oculus Rift DK2に対応。言語は英語のみとなっています。

「SafeZoneVR」は未知の出来事によって崩壊した、アラバマ州メルボルンの安全区域からの脱出を目指すサバイバルサイコホラーゲーム。プレイヤーはかの出来事で唯一生き延びた主人公に扮し、無線を介して語り掛けてくる友人のアドバイスを受けつつ、脱出の手がかりを探っていきます。区域内には主人公に害を及ぼす闇のほか、正体不明の殺人鬼も徘徊。それらから逃れ、身を隠し、時に生存のために必要な物資を集めながら進んでいく、孤独感と緊張感を煽るゲームデザインを最大の特色としています。

作者は高校生で、完成には3年の年月を費やしたとのこと。また、執筆時点でヘッドセットはOculusプラットフォームに限定されていますが、近日実施のアップデートでValve Index、HTC Viveへも対応予定です。

ソフトウェア概要

タイトル

SafeZoneVR

発売・開発元

Will Codes

対応ヘッドセット

Oculus Rift(Rift S)、Oculus Rift DK2

プレイ人数

1人

価格(税込)

無料(Steam

(参考)Steam

VR音楽パズルADV「Rhythm of the Universe: Ionia」発売日が9月23日に決定

2021年第2四半期への延期が報じられていたVRパズルアドベンチャー「Rhythm of the Universe: Ionia」。その発売日が2021年9月23日に決まったことが発表されました。PC、Oculus Quest/Quest2、PlayStation VR(PSVR)向けに同時発売となります。

「Rhythm of the Universe: Ionia」はシングルプレイに特化したファンタジーパズルアドベンチャーゲーム。「イオニアの森」の守護神「ハルパ」と森に住まう動植物たちを侵略軍の魔の手から護るため、古代遺跡を探索し、音楽を奏でる魔法を会得しながら冒険を繰り広げていきます。タイトル通りに音楽にちなんだ謎解きが多く登場。複数作に渡っての展開が予定されていて、本作はその第一作目です。

PC版の対応ヘッドセットはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift、Windows Mixed Reality。Steamストアページによれば、言語は英語のみです。また、PSVR版に関しては日本でも発売されるか執筆時点では不明となっています。

(参考)UploadVRRoad to VR

VRアクションADV「Warhammer Age of Sigmar: Tempestfall」が2022年初頭発売に延期

ミニチュアゲーム「ウォーハンマー(Warhammer)」シリーズの「ウォーハンマー エイジオブシグマ(Warhammer Age of Sigmar)」原作のVRゲーム「Warhammer Age of Sigmar: Tempestfall」の発売延期が発表されました。新たな発売日は2022年初頭(2021年第4四半期)とのことです。

「Warhammer Age of Sigmar: Tempestfall」は豊富な近接武器と杖を駆使して、「ナイトホーント」の軍勢との死闘に挑むアクションアドベンチャーゲーム。VR魔法アクションアドベンチャー「The Wizards(※邦題:ザ・ウィザーズ)」シリーズで知られるCarbon Studioの新作でPC、Oculus Quest/Quest2向けに開発が進められています。

延期の理由は、先日実施したクローズドベータテストで寄せられたプレイヤーの意見を反映するためとのこと。特にブロッキング(防御)の分かりにくさとシビアさが強く指摘されたため、システム全般の改修を図り、9月末に実施予定の2回目のクローズドベータで意見を募るようです。米メディアUploadVRでは、一新されたブロッキングシステムを紹介するGif動画もお披露目されています。

(参考)UploadVR

VRサバイバルゲーム「Song in the Smoke」の発売日が9月18日に決定

VRサバイバルゲーム「Song in the Smoke」が2021年9月18日、PlayStation VR(PSVR)、Oculusプラットフォーム(Rift/Quest)向けに同時発売となることが、9月1日にYouTubeで放送された「asobu INDIE SHOWCASE 2021」にて発表されました。

「Song in the Smoke」は神秘的な原始時代を舞台にしたVRサバイバルゲーム。8つのエリアで構成されたフィールドを旅しながら襲い来る獣を倒して食料を調達したり、暖を取ったりしつつ、1日でも長く生き延びることを目指します。VR特有の直感的な操作スタイルに合わせた各種アクション、謎と神秘に満ちたストーリーと世界観が最大の特色。イメージイラストは「探偵 神宮寺三郎」シリーズやアニメ「BLOOD THE LAST VAMPIRE」など知られる日本のイラストレーター・寺田克也氏が担当しています。

発売日が報じられた「asobu INDIE SHOWCASE 2021」では、本作の最新映像も公開。火打ち石を使って火を起こし、肉を調理する様子のほか、プレイヤーに襲い来る獣とストーリーに関係する神秘的なキャラクターが紹介されています。

(参考)asobu INDIE SHOWCASE 2021VRFocus

VRミリタリーFPS「Alvo」はQuest2専用。初代Quest版には非対応に

VRミリタリーFPS「Alvo」のOculus Quest版がOculus Quest 2独占タイトルになることが明らかになりました。米メディアUploadVRが開発のMardonpolに確認を取ったところ、その返答が得られたとのこと。このため、初代Oculus Questへは対応しないことが確定となりました。

「Alvo」は最大10人が参加可能なオンライン専用のVRミリタリーFPS。3種の異なるゲームルールで、熾烈な銃撃戦を展開していきます。海外では2021年4月13日にPlayStation VR(PSVR)版が発売。後発でPC(Steam)、Oculus Quest/Quest2での発売が予定されており、クロスプレイにも対応することが予告されていました。

開発のMardonpolによれば、パフォーマンス周りの懸案からQuest2独占の販売へと計画を改めたとのこと。このため、現在募集が行われているクローズドベータテストもQuest2のプレイヤーに限定しており、初代Questのプレイヤーは対象外となっています。

Quest2の独占タイトルでは、2021年発売予定のVR版「バイオハザード4」があり、「Alvo」はそれに続く2本目になる模様。同じくパフォーマンス周りの懸案で、初代Quest版のみ同時発売の対象から外れた「After The Fall」もいずれ「Alvo」と同じ流れを辿ることになるのか、その動向と今後の開発進捗が注目されます。

(参考)UploadVR

最大4人で楽しめるVRダンジョンRPG「Legendary Tales」早期アクセス版が近日発売

新作VRゲーム「Legendary Tales」の早期アクセス版が2021年9月10日、Steamで発売予定です。対応ヘッドセットはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Windows Mixed Reality。日本語には未対応です。

「Legendary Tales」は剣や魔法を駆使して襲い来る魔物を撃退しながら、地下迷宮を探索していくVRダンジョンRPG。プレイヤーのアクション全般に物理演算処理が施されており、非常にリアルな挙動と操作感が売りとなっています。シングルプレイ以外に最大4人まで参加可能なオンラインマルチプレイにも対応。全体的に薄暗い雰囲気と世界観、操作感の特徴が物語る通り、「ダークソウル」シリーズへの影響も滲み出ていて、経験者をニヤリとさせるネタも仕込まれているようです。

早期アクセス版は製品版の要素の大半が収録されているとのことですが、今後のアップデートで新しい武器と敵、ダンジョンの追加などを行っていくかもしれないとのこと。また、製品版の発売は2022年初頭を予定している模様です。

(参考)UploadVR、Steam

約3年の年月と沈黙を経て、「ねこあつめVR」の海外PSVR版が発売

2018年にPlayStation VR(PSVR)向けに発売された「ねこあつめVR」の海外版が2021年8月29日より、海外PlayStation Storeで販売開始となりました。日本での発売から実に3年もの月日を経ての海外上陸となります。

「ねこあつめVR」はスマートフォンアプリとして大好評を博した猫観察シミュレーションゲーム「ねこあつめ」のVR版。民家の庭に食べ物を置いて猫を集め、様々なおもちゃを用いてやってきた猫たちとの交流を楽しみます。全部で20種類の猫が登場し、出会った猫は「ネコブック」に記録されていきます。

今回の発売に対し、米メディアUploadは望みを絶たれていた海外版が突然降って湧いたように発売されたと、驚きと戸惑いを交えて報道。今回の海外版は北米向けで、欧州向けへの発売は執筆時点で不明ですが、発売に至る流れから、今後の動向が注目されます。

(参考)UploadVR


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